陽気な王子様:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
陽気な王子様
陽気な王子様
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陽気な王子様

1933年公開
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[ワルツ合戦」「桃源郷」のヴィリー・フリッチが出演する音楽映画で、クリスチャン・ウーレンブルックの原案に基づいて「黒騎士」のフィリップ・ロタール・マイリングが「銀嶺征服」のB・E・リュトゲと協力脚色し、かつて「海賊ピエトロ」「戦く影」を監督した故アルトゥール・ロビソンが監督に任じ「私と女王様」のフリーデル・ベーン・グルントが撮影している。相手女優は新進のトルーデ・マーレンで、「あかつき」のイダ・ヴュスト、「ワルツ合戦」のパウル・ヘルビガー、新人アリス・トレフ、「F・P一号応答なし」のヘルマン・シュピールマンス、「カイロの結婚」のグスタフ・ヴァルダウ等が助演。

ストーリー

プロシヤ連邦デッサワの若殿レオポルトは武勇人に勝れ、快活で平民的な御気性の持ち主だったので人民は深く王子を慕っていた。わけても町の薬屋の一人娘アネリーゼはレオポルトの勇ましいお姿に熱い胸を焦がしていた。この若い二人が出会ったのは戦功を立てて帰った王子の歓迎の日で、王子はアネリーゼが町一番の美しい娘になったのを見て、その夜遅くまで楽しい恋を語った。翌日、噂は忽ち町中に広まり母君は身分卑しい薬屋風情の娘がと殊の外の御立腹である。近国の王女マリイ姫が王子の嫁に選ばれたが、レオポルトは相変わらずアネリーゼのことばかりでお姫様なぞ見向きもせぬ。一策を案じた母君はアネリーゼのお父親を呼び寄せて、お人よしの小学教師を娘の婿に決めさせた。むろん彼女は彼を手厳しくはねつけたが、レオポルトは彼女の心が変わったものと誤解して、怒ったまま部下の兵士を引率してベルリンの戦場へ乗り込んだ。アネリーゼはこの事をマリイ姫から聞き、王子に万一の事があっては本当に喧嘩別れで終わらねばならぬと、直ぐ後を追って出発し様とした。一方陣中のレオポルトも自分の誤解に気がつき、お附きの伍長に命じて無理にアネリーゼを陣中に連れて来させた。母君はレオポルトを訓して戴こうと皇帝に御謁見を乞い、一切をお願い申し上げた。戦場でレオポルトは勇戦突撃、遂に目的の要塞を陥入れ、アネリーゼと式を挙げ様とした時、皇帝からのお使者でアネリーゼを公爵令嬢に叙するという御書状、これで四方円満に収まり二人は天下晴れて結婚した。

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作品データ

原題
Eines Prinzen Junge Liebe
製作年
1933年
製作国
ドイツ
配給
東和商事
初公開日
1933年
製作会社
ウーファ


[c]キネマ旬報社