キング・ソロモン(1937):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
キング・ソロモン(1937)
キング・ソロモン(1937)
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キング・ソロモン(1937)

1937年公開、80分
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「コンゴウ部隊」「ショウボート」のポール・ロブスンと「緑の灯」「来るべき世界」のサー・セドリック・ハードウィックが主演する映画で、H・ライダー・ハガード作の小説に基づいて、ラルフ・スペンスがストーリーを構成、「暗殺者の家」のA・R・ローリンソンと、「三十九夜」のチャールズ・ベネットが協力して脚色して台詞を書き、「月光石」のローランド・パートウィーが台本を作り、プロデューサーから監督に転じたロバート・スティーヴンソンが監督に当たり、「永遠の緑」「犯罪都市」のグレン・マクウィリアムスが撮影したもの。助演者は「奇蹟人間」「人妻の戒律」のローランド・ヤング、「ヘンリー八世」のジョン・ローダー、監督スティーヴンソンの妻で新進のアンナ・リー等である。なおロブソンが歌う歌はエリック・マシュウィツ作詞、「コンゴウ部隊」のミッシャ・スポリアンスキー作曲になるもの。

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ストーリー

イギリス人オブライエンは娘ケイシイと共にアフリカへ渡り、キムバレー地方で金剛石の発掘を企てたが資金に窮し、帰国を決心して海岸へ道を取った時、アフリカの案内者アラン・クォーターメインに会い共に旅を続けた。途中で瀕死のスペイン人を介抱し臨終の時に「ソロモン王の宝窟」という言葉を聞き、懐中からその地図を発見した。親娘はアランと別れ黒人ウムボパを雇って宝窟へ危険な旅を続けた。突然父親は蛮族ツワラの為に神隠しに逢い行方不明となったが、ケイシイは勇を鼓して旅を続けた。そしてアランの案内するグッド少佐、ヘンリィ・カーティス卿の一行と叢原の中で奇しき遭遇をし、共同して宝窟探検に向かう事となった。暗黒大陸を奥へ奥へと地獄の苦しみを続けた後、一行はズルー族の集落に到着した。ウムボパの語る所によるとズルー族こそソロモン王の後裔であるが、今は蛮族ツワラの為に土地を奪われ迫害を蒙っているという事だ。白人の出現と共に両種族の間には原始的な戦闘が開始された。一行はズルー族に味方したが形勢は不利である。その時突如日食が起こり、無知な原住民は神の呪いとして恐れ怖いた。この虚に乗じ一行はズルー族を率いてツワラ族を一挙に撃滅しソロモン王の宝窟を完全に確保した。激しい戦闘は止み白人達は宝窟を探検した。そしてそこにツワラ族に監禁されたオブライエンを発見しケイシイは父と喜びの再会をした。その時奇蹟が起こった。遥か彼方に聳え立つ峻峯が大音響を発し爆発したのだ。火炎は天に沖し爆発は二度三度と続いた。忽ちにしてソロモンの大宝窟は地下に埋められてしまった。その昔ソロモン王が子孫の為に埋蔵したと伝えられる世界に比なき無尽蔵の宝物は千古の神秘を包んだままかくて闇から闇へと葬り去られた。

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作品データ

原題
King Solomon's Mines
製作年
1937年
製作国
イギリス
配給
三和商事
初公開日
1937年
上映時間
80分
製作会社
ゴーモン・ブリティッシュ


[c]キネマ旬報社