南海の女王:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
南海の女王
南海の女王
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南海の女王

1927年公開
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「モン・パリ(1927)」「ダンセ・パリ」のジョゼフィン・ベーカー嬢が主演する映画でモーリス・デコブラ氏の原作をアンリ・エティエヴァン氏とマリオ・ナルパ氏が共同で脚色したもの。主演者のほかにレジナ・トーマ嬢、ピエール・バチェフ氏、ジョルジュ・メルシオル氏等が出演している。(無声)

ストーリー

後妻として迎えたアグネスの娘ドニイズに不倫な恋をよせるセヴェロ侯爵は鉱山技師のアンドレがドニイズと恋仲であるのを知って二人の仲をさくためにアンドレを自分が所有する熱帯の未開島に派遣した。果てしなき紺碧の空の下常夏の南の国へ到着したアンドレは島一番の踊りの名手であった温血の乙女パビトーがアルヴァレスという良くない男に虐げられていたのを救ってやったことから仲良しとなりやがて彼女から慕われる身となった。アルヴァレスはアンドレを亡き者にせよとセヴェロ侯爵から内密に依頼をうけていたので部下を語らいアンドレ謀殺の計画をめぐらしていた。だがその計画もパピトーの知るところとなって警察へ訴えられたため失敗に終り捕縛されてしまった。危うく難を免がれたアンドレは折から来島したドニイズ母子とともにパリへ引き上げた。残されたパピトーはアンドレ恋しさから彼を慕って、密航を企てパリへまでは来ることは出来たが何処に彼を訪ねるべきかその術を知らなかった。そのうち公園で子供相手に踊っていた時彼女の才能はレヴュー小屋の経営者にみとめられた。彼女はパリ第一流のオリンピック・パラス劇場の舞台に立つこととなった。彼女の名は一躍花形女優としてパリ人土渇仰の的となったが目ざすアンドレの居所は依然として不明であった。偶然この小屋の株主だったセヴェロ公爵は彼女のアンドレへの思慕を知ってある奸計を思いついた。セヴェロ侯爵の言うままにパピトーが訪ねた家に恋しいアンドレはいた。彼女は思わず彼の胸にすがった。折悪しくもそれはアンドレがドニイズとの結婚披露の席上だったのでパピトーの振る舞いは人々に誤解を起こさせアンドレはセヴェロ侯爵から辱めをうけた。はじめて侯爵の策略を悟り恋する男に立派な許婚者のあることを知ったパピトーは潔く自分の恋を彼等に譲り舞台生活に慰めを見出すべく思い出のパリからニューヨークの劇場へ淋しく去って行った。

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作品データ

原題
La Sirene des Tropiques
製作年
1927年
製作国
フランス
配給
ヤマニ洋行
初公開日
1927年
製作会社
セントラル


[c]キネマ旬報社