オレンジ実る頃:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
オレンジ実る頃
オレンジ実る頃
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オレンジ実る頃

1928年公開
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「鉄條網」「罪に立つ女」に続くポーラ・ネグリ嬢主演映画で、シドニー・ハワード氏の舞台劇に基づき、「鉄條網」「燃ゆる青春」をものしたローランド・V・リー氏が脚色監督したものである。助演俳優は「ステラ・ダラス(1925)」「グリード」等に妙技を讃へられたるジーン・ハーショルト氏、ピー・ディー・シー映画に出演したことのある舞台俳優ケネス・トムソン氏及びジョージ・ペリオラット氏である。

ストーリー

カリフォルニアに大きな果樹園を経営しているルイジは中年を過ぎて尚お独身者だった。彼はイタリア移民だったが善良な性質で勤倹能く事業に成功したが、近時生活にゆとりができると共に独身者の悲哀ともいうべき一種の寂寒感に襲われ勝ちになった。そして遂に決心して格好の配偶者を探しにサンフランシスコまで出掛けた。そしてある小料理屋で給仕女のアンニーという娘を見初めたが、小心者のルイジは面と向って「女房になって呉れ」とは言い得なかった。そこで彼は帰郷してから手紙で彼女に求婚したが、彼女からは先づ写真を送れといって来た。ルイジは写真を撮るには撮ったが自分の年齢が縁談を破りはせぬかと懼れ無分別にも使用人ジャックの写真を送った。けれども愈々花嫁が奥入れの日となると写真のことを気に病んだルイジは景気附けの酒を飲み酔払って停車場へ行く途中橋から落ちて足を挫いて仕舞った。出迎へも受けず泣く泣くルイジの家へ辿り着いたアンニーは花婿殿が写真の主とは違うので立腹しサンフランシスコへ引返そうとしたのがジャックになだめられて兎に角止ることになった。ルイジの怪我で結婚式は一時お流れとなり型ばかりの宴会が催され使用人達だけでアンニーをもてなした。そしてその夜人知れずアンニーはジャックと結婚して仕舞った。しかし翌日になると彼らはそれを悔い、その後喧嘩ばかりして暮した。そのうちに全快したルイジは改めてアンニーに結婚を申出たが既にその時はジャックの胤を宿していたアンニーはただ泣いて詫びるほかはなかった。一度は怒ったルイジも善良な男だけに2人の罪を放したばかりか彼らを自分の養子にしてやることになった。

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作品データ

原題
The Secret Hour
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1928年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社