ブライアン・ブラウン
Captain Robert Cooper
第二次大戦後、アンボン島で行なわれたオーストラリア軍による日本人戦犯に対する裁判を、実存する資料に基づいて描いたドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはグラハム・バーク、グレッグ・コートとジョン・ターノフ、製作はチャールズ・ウォーターストリートと脚本も兼ねるデニス・ウィットバーンとブライアン・Ａ・ウィリアムスの共同、監督はFor Love Alone（84・未）のスティーブン・ウォレス、撮影はラッセル・ボイド、音楽をデイヴィッド・マクヒューが担当。出演はブライアン・ブラウン、ジョージ・タケイほか。
ストーリー
1945年。インドネシア諸島のアンボンで開かれた日本軍に対する裁判を担当する検事、ロバート・クーパー大尉（ブライアン・ブラウン）は審理の進むうち、戦時中の捕虜収容所における虐殺の恐るべき実態を知る。その罪は南太平洋地域最高司令官であった高橋中尉（ジョージ・タケイ）とアンボン収容所の責任者であった池内大佐（渡辺哲）の二人にあるとの結論にクーパーは達するが、日本の指導者層を温存しようとする米軍の政治的判断により、男爵の身分を持つ高橋は無罪となり、更には追いつめられた池内は割腹自殺を遂げた。こうして裁判を受けるのは上官の命令で実際に捕虜に対する処刑を実行した田中日出雄中尉（塩屋俊）一人となった。クリスチャンでもあり、公正な裁きを受けるために自首した彼の姿を前に、クーパーは何の実権も持たない下級将校一人をスケープゴートにして事足れりとするのかと矛盾と良心の呵責を感じつつも判決を下さねばならなかった。
キャスト
ジョージ・タケイ
Vice Admiral Baron Takahashi
テリー・オクイン
Major Tom Beckett
塩屋俊
Lt. Hideo Tanaka
Jason Donovan
Private Talbot
渡辺哲
Captain Wadami Ikeuchi
スタッフ
監督
スティーブン・ウォレス
脚本、製作
デニス・ウィットバーン
脚本、製作
ブライアン・Ａ・ウィリアムス
製作
チャールズ・ウォーターストリート
製作総指揮
グラハム・バーク
製作総指揮
グレッグ・コート
製作総指揮
ジョン・ターノフ
撮影
ラッセル・ボイド
音楽
デイヴィッド・マクヒュー
字幕
岡枝慎二
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Blood Oath
- 製作年
- 1990年
- 製作国
- オーストラリア
- 配給
- ワーナー・ブラザース
- 初公開日
- 1991年4月5日
- 製作会社
- ソブリン・ピクチャーズ
[c]キネマ旬報社
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