情熱の島:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
情熱の島
情熱の島
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情熱の島

1928年公開、サスペンス・ミステリー
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「謎の殺人」と同じくマニング・ヘインズ氏が監督したW・W・ジャコブス氏作のコルシカ復讐奇談を映画化したものである。主演者は「ネル・ギン」出演のランドル・エアトン氏、ジョージ・ムーア・マリオット氏、リリアン・オールドランド嬢、最近渡米してウォルター・バイロンと改名したウォルター・バトラー氏である。(無声)

ストーリー

コルシカ島では最近まで血なまぐさい復讐が法律の目をくぐって繰り返されていた。些細な事から争いを起こしたパオリ・バーナッチは敵の手を逃れるために山間に潜んでいたが、カーニバルの騒ぎにまぎれて町に姿を現した。それは恋人のサンタを伴って国外に逃れるためだった。だがその途中彼女の兄はそれを妨げようとして何者かに殺害された。それは利を見てパオリに味方しているが、元来心の良くないベッポーの仕業だった。但しこの殺人事件の犯人はパオリであると推定されたので彼は国外に逃れた。それから二十五年後パオリはポール・レナンと変名して故郷へ帰って来たがその時サンタは既に亡くなり、二人の間に出来たジョゼットに愛を注いで静かな余生を送るつもりだった。ジョゼットは船中で逢った英国青年トニーと恋に落ちた。パオリは今は誰一人以前の彼を覚えている者はないと安心していたがかのベッポーは新来の財産家ポール・レナンこそ行方不明のパオリであることを看破した。それからパオリの身辺にはベッポーの脅迫の手が伸び、遂にはジョゼットをさえ魔手に入れんとするに至った。パオリは窮余の一策で娘を放遂したのでトニーが彼女を引き取った。ジョゼットは幸福であったが、パオリは心労のため病気になった。奸智に長けたベッポーはパオリの病気を利用して父思いのジョゼットを呼び戻し、父の秘密をたてに彼女を自分のものにしようとする一方、瀕死の病人のパオリを脅迫して巨万の財産を巻き上げんと企てた。パオリから鍵を奪ったベッポーが金庫の前に近づいた時、パオリは愛する娘の幸福のためにベッポーを殺した。かくてジョゼットには愛と幸福の日が続いた。

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作品データ

原題
Passion Island
製作年
1928年
製作国
イギリス
配給
ファースト・ナショナル支社
初公開日
1928年
製作会社
ファースト・ナショナル
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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