女の一生(1929):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
女の一生(1929)
女の一生(1929)
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女の一生(1929)

1929年公開
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「暗黒街」「最後の命令」「非常線(1928)」「ニューヨークの波止場」をものしたヨゼフ・フォン・スタンバーク氏の監督作品でサミュエル・オルニッツ氏の小説を「非常線(1928)」「ニューヨークの波止場」のジュールス・ファースマン氏が脚色した。出演俳優は「モダン十戒」「姿は偽らず」「魔の家(1928)」主演のエスター・ラルストン嬢、「艦隊入港」「金髪騒動」「四人の息子(1928)」のジェームズ・ホール氏、「雀」「バラウー」のグスタフ・フォン・セイフェルディッツ氏を始め、フレッド・コーラー氏、エミリーフィッツローイ嬢、ローレンス・グラント氏等で、キャメラは「アビーの白薔薇」「ニューヨークの波止場」のハロルド・ロッソン氏が担任している。

ストーリー

ハンガリーの片田舎の百姓娘レナは農夫ステファンと結婚する直前、友達と一緒にウィーンの都へ遊びに行って図らずもフランツという若い将校と恋に陥ち秘密に結婚して男の子を生んだが、良人は階級を重んずる軍人でありかつ舅はウィーン市の風教局長を勤める人間なので、レナは良人の両親の家で下女奉公をして日蔭者の生活を送るよりほかはなかった。こうした生活が4年の間続いた。レナは昼間の劇しい労働がすむと毎夜秘かに人に預けた吾子を訪ねていたが、子供が4つになった時彼女に隠し子があることが主人に知れ、レナは主家を放遂され子供は育児院に収容された。これは風教局長が、道徳的にも財政的にもレナには養育の資格無しとの理由でとった処置で、レナは子供を取戻すためには1000クローネンの金を積んで子供の将来を保証しなければならないのだった。この時ウィーンに出て来た農夫のステファンは稼ぎ蓄めた700クローネンの金をレナに貸与えた。レナは良人に残り300クローネンを貰いに行ったが、彼は却ってその700クローネンを賭博に費して1文余さず負けて了い、この責を負ってレナの面前で自殺を遂げた。レナはこの事件のために法廷に立った。そして良人の父の峻厳な取調べによって止むなく良人との約束に背って事実を述べた。するとこの事実が世間に漏れないようにレナは獄に送られた。彼女は脱獄して育児院から我が子を連れ出しステファンのところへ逃げた。そして700クローネンのかたにレナはステファンの妻となった。かくて15年の歳月が流れた。欧州大戦は勃発した。あらゆるものと闘い、あらゆる屈辱に耐えてレナが心血を注いで育てた愛し子は戦線へ送られるのだった。

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作品データ

原題
The Case of Lena Smith
製作年
1929年
製作国
アメリカ
初公開日
1929年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社