アンダルシアの恋物語:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
アンダルシアの恋物語
アンダルシアの恋物語
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アンダルシアの恋物語

1992年3月14日公開
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南アンダルシア地方を舞台に、敵対する2つの家族の間で恋を貫こうとする若い男女の悲劇。シェイクスピアの『ロミオとジュリエッ.ト』がモチーフ。監督はビセンテ・エスクリバ、製作・撮影は「エル・ニド」のテオ・エスカミーリャ。脚本はエスクリヴァとアルフレド・マニャス、音楽はフラメンコ・ギターの第一人者パコ・デ・ルシア、フラメンコ・ダンスの振付けはクリスティーナ・オイヨスが担当。

ストーリー

スペイン、アンダルシア地方。ジプシーの血を引く2つの家族、タラント家とモントーヤ家は、タラント家の主人がモントーヤ家の召し使いピカオに殺されて以来、対立していた。モントーヤ家が豊かな財力と権力を誇る一方で、タラント家の資産は唯一フラメンコ・ダンスだった。ある日、タラント家の息子マヌエル(ファン・パレデス)は、舞踏会でモントーヤ家の娘アナ(エスペランサ・カンプサノ)に出会い、2人はたちまち恋に落ちる。それを知ったマヌエルの母マリア(クリスティーナ・オイヨス)は、驚愕しながらも、真剣な2人の恋を成就させてやりたいと願う。ところが、アナの父ドン・アントニオ(サンチョ・グラシア)は、彼らの恋を認めようとせず、アナを監禁して、マヌエルに会わせまいとする。モントーヤ家のピカオは、以前からアナを自分のものにしたいと思っていたが、煮え切らないドン・アントニオにしびれを切らし、邪魔者のマヌエルを亡き者にしようと彼を襲った。が、マヌエルを庇った親友のメルクーチョ(ファン・アントニオ・ヒメネス)が殺されてしまう。緊迫する両家。恋を貫こうと決心したマヌエルとアナは、白い村の教会で、ジプシーの司祭に導かれて結婚式を挙げた。そこへ、なおも2人の仲を裂こうとするピカオが現れ、浜辺でマヌエルを刺し殺し、止めようとしたアナも刺されてしまう。マヌエルの兄たちが駆けつけた時には、既に息絶えた2人の死体が朝日を浴びて横たわっていた。

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作品データ

原題
Monteyas y Tarantos
製作年
1989年
製作国
スペイン
配給
コムストック
初公開日
1992年3月14日
製作会社
コミュニケーション・ヴィジュアル・クリエーティヴァ


[c]キネマ旬報社