牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件
牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件

2017年3月11日公開、188分、社会派/青春
PG12
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男子中学生によるガールフレンド殺害という実際に起きた事件の再現を通して、1960年代当時の台湾の社会的・精神的背景をも描いていく青春映画。「海辺の一日」「恐怖分子」など台湾ニューウェイヴ映画界の旗手として知られる楊徳昌(エドワード・ヤン)監督の長編第4作目であり、日本における彼の初の劇場公開作。製作はユー・ウェイエン、エグゼクティヴ・プロデューサーはジャン・ホンジー、脚本は楊徳昌、ヤン・ホンヤー、ヤン・シュンチン、ライ・ミンタン、撮影はチャン・ホイゴンが担当。91年東京国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門審査員特別賞、国際批評家連盟賞受賞。1992年4月25日より188分版(配給:ヒーロー)が、1992年6月5日より236分の完全版が公開されている。2017年3月11日より完全版の4Kレストア・デジタルリマスター版を上映(配給:ビターズ・エンド)。

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ストーリー

1949年、中国大陸での国共内戦に敗れた国民党政府は台湾に渡り、それに伴って約200万人も台湾へと移住した。1960年、そのように移住した張家の次男小四(シャオスー)(張震)は、中学の夜間部に通っており、“小公園”と呼ばれる不良少年グループに属する王茂(ワンマオ)(王啓讃)、飛機(フェイジー)(柯宇綸)、滑頭(ホアトウ)らと同級生だった。小四は少女小明(シャオミン)(楊静恰)と知り合う。彼女は小公園グループのボス、ハニー(林鴻銘)の彼女という噂だ。ハニーは対立する“217”グループのボスと小明を奪い合い、相手を殺して台南へ逃げたという。ある時小四は小明と一緒にいたと217グループに因縁をつけられるが、最近小四のクラスに転校してきた軍の指令官の息子小馬(シャオマー)(譚至剛)がひとりで助けてくれた。小四は小明へのほのかな愛情や、小馬との友情を育んで日々を過ごしていく。小四の兄(張翰)は優等生だが、たちの悪い友人“葉っぱ”と一緒に217グループのたまり場のビリヤード店に出入りするようになっていた。葉っぱはコンサートを開いて一儲けしようと企んでいたが、ビリヤードで負けがこみ217グループの現ボス、山東(シャンドン)に脅され、彼を滑頭に引き合わせることになる。山東は歌に夢中になっているハニーの弟二條(アーティアオ)を出し抜き滑頭に小公園グループをまとめさせ、さらに自分がそれを牛耳ろうという腹づもりでいた。そんな頃、ハニーが帰ってくる。50年代のアメリカン・ポップスに沸き立つコンサート当日の会場に彼はやって来て山東と和解しようとするが、山東は走り来るトラックの前にハニーを突き飛ばして殺してしまう。小明はショックで寝込み、小四は台湾人ヤクザとともにハニーの仕返しに行く。山東は殺された。その晩帰宅すると、小四の父(張國柱)は共産党との関係を問われ秘密警察に呼び出されていた。ある日、小四は小明とのつきあいを注意されてかっとなって反抗し、退学になる。彼は昼間部への編入試験を目指して勉強するが、滑頭から小明と小馬の仲を告げられる。小明は失業中の母をお手伝いに雇ってもらい、小馬の家に住み込んでいた。下校時の小馬を脅そうとして小四は学校へ行くが、小明に会い、話しているうちに自分でも分からぬまま小明を刺し殺してしまう。

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2017/3/16(木)更新

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作品データ

原題
牯嶺街少年殺人事件
映倫区分
PG12
製作年
1991年
製作国
台湾
配給
ヒーロー
初公開日
2017年3月11日
上映時間
188分
製作会社
楊徳昌電影
ジャンル
社会派青春

[c]1991 Kailidoscope
[c]キネマ旬報社