the PUNK:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
the PUNK
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1994年12月23日公開、恋愛
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21歳で歌手デビュー、27歳で映画監督となり、ミュージカル風の青春映画「ジョアンナ」でカルト的な人気を得るも、ハリウッドに招かれて撮った性転換コメディ「マイラ」が問題となり、アメリカを去ったアーティスト、マイケル・サーンの23年ぶりの監督作。“世界初のパンク小説”といわれ“パンク世代のバイブル”とされるギデオン・サムズの同名小説(14歳の中学生だった著者が、宿題として提出したもの)を、彼の監督・脚本・製作で映画化。舞台を現代に置き換え、パンクムーブメントの回顧的な作品ではなく、“現在進行形”の若者たちの瑞々しい青春像を描いた恋愛映画となった。共同製作はロビン・マホニー、撮影はアラン・M・トゥロウ。音楽監督は監督の実娘クローディア・サーンで、音楽はクローディア、主演のチャーリー・クリード・マイルス、ナイジェル・パウエル。監督自身も自作の曲を歌うほか、トロージャンズをはじめとする挿入歌が全編に流れる。監督を除くスタッフは、ほとんどが25歳以下の若手で占められた。主演は「ロンドン・キルズ・ミー」などで注目されるイギリス映画界注目の若手俳優チャーリー・クリード・マイルスと、本作がデビューとなるヴァネッサ・ハダウェイ。ほかに歌手・俳優として活躍するジェス・コンラッド、「ショッピング」のマーティン・ハーヴェイら。

ストーリー

ロンドン西部のノッティング・ゲイトに生まれ育ったデイヴィッド(チャーリー・クリード・マイルス)は、警察官であり何事にも厳格な父親にウンザリしていた。ある日、彼は賭けビリヤードでヘビメタ野郎に因縁をつけられ、逃げ込んだ小劇場で出会った女優に一目惚れする。が、運の悪いことにその女優レイチェル(ヴァネッサ・ハダウェイ)は、よりによってヘビメタ野郎ネッドの彼女だった。自暴自棄になったデイヴィッドは母の制止を振り切って家を飛び出し、空き家を改造して一人暮らしを始める。悪いことは重なるもので、パンク仲間のひとりが売人モンクの持ってきた質の悪いドラッグのおかげで命を落とした。うさ晴らしに出掛けたパーティで、偶然レイチェルに再会したデイヴィッドは、彼女がネッドと別れたことを知る。2人は瞬く間に“現代のロミオとジュリエット”となる。再婚した俗物の父親(ジェス・コンラッド)と暮らすことに嫌気がさしていたレイチェルも、純粋なパンク少年デイヴィッドには心を許す。しかし、2人だけの時間は長くは続かなかった。レイチェルを追い求めるネッドは、デイヴィッドの友人ロジャー・ラビットをナイフでめった切りにすると、今度はデイヴィッドに襲いかかる。急を知らせる電話も、レイチェルの父親のおかげで彼女の元には届かない。やけになった彼は、モンクに渡されたドラッグについ手を出してしまう。父親にひと芝居打って家から逃げだしたレイチェルは、デイヴィッドを求めてロンドンの街を走った。デイヴィッドはドラッグ中毒の禁断症状で死にかけているが、駆けつけたレイチェルが抱きしめると奇跡的に助かった。

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作品データ

原題
The PUNK
製作年
1993年
製作国
イギリス
配給
PSC
初公開日
1994年12月23日
製作会社
ヴィデオドローム
ジャンル
恋愛


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