スナッパー:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
スナッパー
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スナッパー

1994年7月30日公開、コメディ
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「危険な関係」、「グリフターズ」と、しばらくハリウッドで活躍していたスティーブン・フリアーズ監督が古巣BBCから持ち込まれたアイルランドの人気作家ロディ・ドイルの原作(キネマ旬報社刊)に惚れ込み、軽快溌刺の演出で撮り上げた、笑いと涙の鮮やかなアイリッシュ・コメディ。脚色も担当しているロディ・ドイルは93年度ブッカー賞を受賞し、デビュー作の「ザ・コミットメンツ」の映画化の際も脚色に参加している。製作は、リンダ・マイルズ。撮影のオリヴァー・ステイプルトン、編集のミック・オーズリー、音楽のスタンリー・マイヤーズは、フリアーズ作品の常連である。キャストは、全員がダブリン育ち。シャロン役のティナ・ケラハーは、舞台女優で映画は初出演。父親のデージーには、ジョン・ヒューストン監督の遺作「ザ・デッド」で映画でデビューしたコルム・ミーニー。母親のケイ役には「マイ・レフトフット」のルース・マッケイブ。

ストーリー

アイルランド、ダブリン郊外の小さな町バリータウン。壁塗り職人のデージー・カーリー(コルム・ミーニー)と妻のケイ(ルース・マッケイブ)は6人の子をもうけて、貧しいながらも堂々とした毎日を送っていた。しかしある日、20才の長女シャロン(ティナ・ケラハー)に妊娠したと告げられ、しかも相手の名を絶対答えないためカーリー夫妻は狼狽する。地域の社交場であるパブでも、シャロンは自分の女友達に、そしてデージーは自分の飲み仲間に、生まれてくるスナッパー(赤ん坊)のことを告げる。家族や、友達が相手が誰なのか気にしながらもシャロンのお腹は、日に日に大きくなる。そんなある日、シャロンの友達のイヴァンヌ(カレン・ウッドリー)の父親であるジャッキー(フィノーラ・マーフィー)が赤ん坊の父親だという噂が町中に広がり、カーリー家は、笑い者になる。部屋でひとり涙にくれるシャロンの脳裏に、ある夜、記憶が蘇る。シャロンは、サッカーの祝勝会で酔いつぶれ誰ともわからぬままジャッキーとセックスをしてしまったのだ。ジャッキーは、今の家庭を捨ててシャロンとやり直したいとせまるが、シャロンはあくまでも父親は、スペイン人の船乗りだと言いはった。ケイは、デージーに愛する娘の赤ん坊なのだから父親が誰でも関係ないと言い聞かせた。ついにシャロンの赤ん坊が生まれ、デージーは、“ジョジーナー”と名付け、シャロンは、笑い転げて涙する。そしてカーリー家は揃って正装し、犬まで連れて新しい家族、スナッパーに会いに病院にやってくる。

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作品データ

原題
The Snapper
製作年
1993年
製作国
イギリス
配給
フランス映画社
初公開日
1994年7月30日
製作会社
BBC
ジャンル
コメディ


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