カーニバルの女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
カーニバルの女
カーニバルの女
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カーニバルの女

1954年7月公開
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「群盗の宿」のモーリスとフランクのキング兄弟がRKOラジオと契約して製作する第1回作品で、1954年、ドイツで撮影された。マーセル・クローバーとC・B・ウィリアムズの原作より「ターザンの憤激」のハンス・ジャコビーと「テキサスから来た男」のカート・ニューマンが共同脚色、ニューマンが監督した。アグファカラー色彩の撮影は「ダラス」のアーネスト・ホーラー(日本輸入版はテクニカラー・プリント)、音楽はヴィリー・シュミット=ゲントナー。「私は告白する」のアン・バクスター、「白熱(1949)」のスティーヴ・コクラン、「命を賭けて」のライル・ベトガー、「地獄の狼」のJ・C・フリッペン、ジョージ・ネイダー、ヘレン・スタンリー、アディ・バーバーなどが出演する。

ストーリー

戦後のミュンヘン。ヴィリー(アン・バクスター)は飢えにたえかね、通りすがりのカーニヴァルの呼込人ジョー(スティーヴ・コクラン)の財布をすった。事情をきいたジョーはカーニヴァルの食堂に職を見つけてくれたが、その代り彼女の身体を求めた。カーニヴァルの高飛び込み芸人フランク(ライル・ベトガー)はヴィリーを弟子にして芸を仕込んだが、次第に彼女に愛情を感ずるようになった。百呎の飛込みを彼女がはじめてするとき、フランクは求婚した。そのことをジョーに話すと意外にも彼は、結婚してからも会えるのだといって結婚をすすめた。ヴィリーは、ジョーと切れるつもりでフランクと結婚したが、ジョーから逢引きを迫られると彼の肉体の魅力に抗しきれなかった。ある夜、逢引きをフランクに発見され、殴り合いの末、ジョーはカーニヴァルを追放された。フランクとヴィリーはこれを機会に帰米して引退することにきめ、最後のショウに出たが、フランクの登った梯子が折れ、彼は惨死した。フランクの死を知って、ジョーは再び姿を現し、ヴィリーは又しても彼の要求を拒めないのだった。翌朝ジョーは金を盗んで姿を消した。自棄になったヴィリーは危険なとんぼ返り飛込みをやって大怪我をし、入院したが、傷いえて再びカーニヴァルに帰るとジョーが彼女をまっていた。しかし、今度はヴィリーがなびかないので、怒ったジョーは、フランクの死は自分の仕業だと凄んで彼女に迫った。ヴィリーの悲鳴をきいてかけつけた口がきけないグロッポは、ジョーを観覧車の上に追いつめ、はるか地上につき落した。グロッポはひそかにヴィリーを思いながら警察にひかれていった。1人のこったヴィリーは己が罪の深さに泣いた。

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作品データ

原題
Carnival Story
製作年
1954年
製作国
アメリカ
配給
RKOラジオ日本支社
初公開日
1954年7月
製作会社
RKOラジオ映画


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