春桃(チュンタオ)|MOVIE WALKER PRESS
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春桃(チュンタオ)

1994年12月10日公開,0分
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抗日戦争中、夫が行方不明になり、別の愛する男と暮らすうちに、夫が戻り、2人の男を愛することになる女の生き様を描くドラマ。市場経済が進み出した頃、香港との合作で製作された作品。88年中国・百花賞最優秀作品賞受賞作品。監督は1917年生まれのヴェテランで、「駱駝の祥子」の凌子風。現代文学史上の“珠玉”と呼ばれる許地山の原作を韓蘭芳が脚色、撮影は梁子勇、音楽は瞿希賢が担当。主演の劉暁慶と姜文は、「芙蓉鎮」でも名コンビぶりを見せた2人で、本作でもそれぞれ百花賞最優秀女優賞・男優賞を受賞している。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

1930年代の北京の街角。春桃(劉暁慶)は毎日、大きな籠を背負って屑拾いに精を出していた。家では、売り物の絵を整理しながら、劉向高(姜文)が彼女の帰りを待っていた。春桃は、匪族に追われ、新婚の夫・李茂(曹前明)と離れ離れになって逃げてきたのだ。春桃と向高は愛し合っていたが、彼女は向高が妻と呼ぶことは許さなかった。3年後のある日、籠を背負って春桃が市場の前で、軍服を着た両足のない男に呼び止められる。それは別れ別れになっていた夫・李茂だった。彼はあの後、作業員に取られ戦争で両足をなくして、乞食をしながらここに流れて来たのだった。春桃は彼を家へ連れ帰り、向高を加えた3人の共同生活が始まった。ひとりの女に2人の男。3人は極力自分を抑え、この受け入れ難い現実を努力して受け入れようとした。李茂は愛する妻が、自分が入り込んだために、やっとつかんだ幸福をなくしてしまったと思い、苦しんだ。そんなある日、向高が家を出た。彼が必要なのだということを改めて実感した春桃は、夜中まで探し回るが見つからず、失望して家へ帰ると、李茂が首を吊っていた。助け下ろすと、幸い李茂はまだ息があった。空虚な日々が過ぎ、春桃がいつものように屑拾いをしていると、呼び止められて屋台の主人に自分の家の鍵を渡される。彼が李茂から預かったものだ。家へ帰るとやはり誰もいなかった。一夜明けて春桃が屑拾いに出るために門を出ると、左の通路から李茂が姿を見せ、反対側の通路には向高が立っていた。2人の姿を見た春桃の顔にはいっぺんに生気が蘇るのであった。

作品データ

原題
春桃
製作年
1988年
製作国
中国 香港
配給
TJC東光徳間
上映時間
0分

[c]キネマ旬報社

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