つきせぬ想い:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
つきせぬ想い
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つきせぬ想い

1994年12月23日公開、恋愛
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不治の病に侵され、余命いくばくもない少女と作曲家の青年の恋を描いたクラシカルな純愛物語。60年代のヒット映画『不寮不了情』を下敷きにした、シンプルで哀切なストーリーが香港の観客の涙を誘い、低予算・ノンスター映画ながら大ヒットを記録。93年度の香港電影金像奬では最優秀作品・監督・主演女優・助演男優・助演女優・脚本の主要6部門を独占した。監督・脚本はショウ・ブラザースの専属俳優を経て監督業にも進出し、『野獣たちの掟』(V)などを発表したイー・タンシン。監督第4作に当たる本作の成功で注目を集めた彼は、続いてアンディ・ラウ、アニタ・ユン主演の娯楽大作『烈火戦車』を手掛けた。製作はチャン・モンワー、撮影はタン・チーワイ、音楽はクリス・バビダ、美術はユー・チュンマンが担当。主演は元ミス香港で、本作で一躍スターとなったアニタ・ユンと、監督が本作の構想時からイメージキャスティングしていたというラウ・チンワン。「欲望の翼」のカリーナ・ラウ、「黒薔薇VS黒薔薇 kurobara tai kurobara」のフォン・ボーボー、歌手・監督としても活躍するシルヴィア・チェンらが共演。

ストーリー

作曲家のキット(ラウ・チンワン)は、恋人で人気絶頂の歌手トレイシー(カリーナ・ラウ)とは裏腹にコマーシャリズムに妥協できず、鬱屈した日々を送っていた。ささいなことで彼女と口論して部屋を出たキットは、古いアパートを借りる。隣の部屋に住むのは広東オペラの一家で、その娘ミン(アニタ・ユン)と知り合ったキットは、明るく積極的な彼女の行動力に引っ張られ、次第に元気を取り戻す。トレイシーがアパートを訪れるが、キットには彼女とよりを戻す気はなくなっていた。ミンの歌を聞いたキットは、彼女のために曲を書き上げることを約束する。幸せな日々を過ごし、順調そうに見えた2人の仲だったが、ミンの母親(フォン・ボーボー)は家族で広東オペラが続けられなくなるとして、娘がプロ歌手になることに反対する。2人はそれを押し切ってレコード会社を訪問するが、相手はミンだけに興味を持ち、キットの曲には難色を示した。ミンの母親から、かつて彼女がガンに罹っていたことを聞かされたキットは、ミンを愛する気持ちに変わりはないとはっきり伝える。母親の誕生パーティーも無事に終わったある日、突如、ミンのガンが再発した。ミンは快活さを失うが、キットの説得で治療に励むことを決意する。今はミンと親友になったトレイシーも見舞いに来て、キットの曲を歌うことになったと報告した。キットはその夜、ミンにプロポーズする。ミンの母親が生活費のために再び歌うことになり、その最初の夜、キットはミンに頼まれて買い物に出掛けた。彼が戻ってきた時、ミンは既に息を引き取っていた。

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作品データ

原題
C'est La Vie, Mon Cheri 新・不了情
製作年
1993年
製作国
香港
配給
パルコ=ポニーキャニオン=扇町ミュージアム・スクエア
初公開日
1994年12月23日
製作会社
無限映画
ジャンル
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