快傑ゾロ(1940):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
快傑ゾロ(1940)
快傑ゾロ(1940)
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快傑ゾロ(1940)

1948年3月公開
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「世紀の楽団」「雨ぞ降る」のタイロン・パワーが主演する映画で、ジョンストン ・マッカリー作野「カビストラノの呪」に基づいて「生きてる死骸」のギャーレットフオーストとベス・メレディスが協同改作し、ジョン・テイター・フートが脚本を書き、「血と砂(1941)」「雨」のルーベン・マムーリアンが監督し、「王国の鍵」「雨ぞ降る」のアーサー・ミラーが撮影したもの。助演者は「荒野の決闘」のリンダ・ダーネル、「アンナ・カレーニナ」のバジル・ラスボーン、「エミール・ゾラの生涯」のゲイル・ソンダーガード、「運命の饗宴」のユージーン・パレット、「スエズ」のJ・エドワード・プロムバーグで、音楽は「王国の鍵」のアルフレッド・ニューマンが作曲した。

ストーリー

スペイン王国が地球上に広大な領土を持ち、マドリッドが世界の首都であったころ のことである。マドリッドの士官学校を卒えた新米士官の中でも剣客として聞こえたディエゴ・ヴェガは、父のドン・アレハンドロが市長を勤めているカリフォルニアのロサンゼルスへ呼び戻される。帰ってみると父は市長を辞し、市長の椅子にはドン・ルイス・キンテロがつき、重税を取り立てて市民の恨みを買っていた。キンテロにはエステバン・パスクワレ大尉という曲者がついていた。大尉はスペイン本国で人を殺めて出奔した剣客で、剣を突き付けてキンテロから金を奪っているうえにキンテロ夫人イネスともねんごろである。故郷の有様を道すがら見聞したディエゴは、軟弱な貴公子をよそおってキンテロ一味を油断させる。それは同時に父や硬骨の法師フェリペを失望させたが、マドリッドの風流にあこがれているイネスは大満悦で、ドン・ディエゴならでは夜も日も明けぬというノボセ方にエステバンは妬けるばかりであった。キンテロの悪政はいよいよつのる。そこへゾロと名乗る怪人物が風の如く現われ、キンテロに市長辞任と後任者にヴェガを推すことを強要した。またキンテロから大金とイネスの宝石を強奪した。ゾロを捕まえた者は2万ペソを与えるというキンテロの布令がでたが、全市民は何も言わぬがゾロの味方だった。ゾロはキンテロを強迫した折、その姪のロリタの純真な美しさに心をひかれたが、かねて伯父伯母の人格にあきたりなかったロリタもこの覆面の怪傑に心をよせる。エステバンはゾロが後任にヴェガを推せと言ったと聞き、キンテロにロリタをディエゴと結婚させて親戚になれとすすめる。ヴェガは反対だったが、ディエゴは賛成し、ロリタもディエゴがゾロと知ると大喜びだ。一方エステバンは右腕のゴンザレスがゾロに胸にZ字を刻まれたり、民衆の反感がつのってくるのに業をにやし、キンテロを殺して乗っ取ろうと決意する。キンテロの部屋に来ていたディエゴも血祭りにあげようとしたため、二人の果たし合いが始まり、ついにディエゴはエステバンの胸にZを刻んで仕止める。キンテロは部下を呼び、銃をつきつけてディエゴを地下牢に入れる。そしてその夜ゾロの処刑をするといってヴェガを始めとした騎士たちを呼び集めた。ところがディエゴは巧みに脱牢し、ゾロと騎士たちとキンテロの軍隊の乱闘となり、正義の剣は邪を制し、キンテロはヴェガを推薦して市長を辞した。

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作品データ

原題
The Mark of Zorro
製作年
1940年
製作国
アメリカ
初公開日
1948年3月
製作会社
二十世紀フォックス映画


[c]キネマ旬報社