Alice Diabo
Alice
異なる人生を歩んできた七人の老婦人とバスの女性運転手が、森の中の廃屋で共同生活を送る姿を描く人間ドラマ。監督はドキュメンタリー出身のシンシア・スコットで、本作が長編デビュー作。製作はデイヴィッド・ウィルソン。エグゼクティヴ・プロデューサーはコリン・ニール、リナ・フラティセッリ、ピーター・カタドティス。脚本はスコット監督の長年の協力者で本作の監督補佐もつとめ、この作品が遺作となったグロリア・デマーズと、デイヴィッド・ウィルソン、サリー・ボッシュナーの共同。撮影はデイヴィッド・デ・ヴォルピ。音楽はマリー・バーナードが担当。出演者は、歌手であるミシェル・スウィーニーのほかは皆演技経験のない人々で、大まかな設定だけを決めたドキュメンタリー的な手法で製作された。一九九〇年度マンハイム国際映画祭グランプリ受賞。
ストーリー
カナダ、ケベック州の片田舎。モントレンブラントの森で一台のバスがエンジントラブルを起こした。運転手の黒人女性ミシェル（ミシェル・スウィーニー）はエンジンの知識がまったくなく、乗客たちは高齢の七人の婦人だけだった。最高齢八八歳のコンスタンス（コンスタンス・ガーヌー）には少女時代のこの森にある“サマー・コテージ”の思い出があり、とりあえず彼女たちはコンスタンスの記憶を頼りにコテージに向かうが、目の前に現れたのは朽ち果てた農家だった。八人は仕方なくその廃屋で共同生活を始めることになった。やがて時間がたつにつれ、彼女たちはそれぞれの個性・特技を生かして役割分担をするようになる。そして困難な生活の中で、彼女たちの瞳は生き生きと輝いてくるのだった。エンジンの修理に失敗してしまった修道女のキャサリン（キャサリン・ロッシェ）は、ただひとり歩いて助けを呼びに行く決心をした。夜が明け、湖に一台のセスナが舞い降り、窓からキャサリンが手を振っている。八人は仮の宿となってくれた“みんなの家”に別れを告げるのだった。
キャスト
コンスタンス・ガーヌー
Constance
Winnifred Holden
Winnie
Cissy Meddlings
Cissy
Mary Meigs
Mary
キャサリン・ロッシェ
Catherine
ミシェル・スウィーニー
Michelle
Beth Webber
Beth
スタッフ
監督、脚本
シンシア・スコット
脚本、助監督
グロリア・デマーズ
脚本、製作、編集
デイヴィッド・ウィルソン
脚本
サリー・ボッシュナー
製作総指揮
コリン・ニール
製作総指揮
リナ・フラティセッリ
製作総指揮
ピーター・カタドティス
撮影
デイヴィッド・デ・ヴォルピ
音楽
マリー・バーナード
字幕
進藤光太
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- The Company of Strangers
- 製作年
- 1990年
- 製作国
- カナダ
- 配給
- 大映
- 初公開日
- 1993年9月4日
- 製作会社
- ナショナル・フィルム・ボード・オブ・カナダ
[c]キネマ旬報社
こちらもおすすめ
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
「東京ロケーションボックス」が話題作のロケ撮影を支援！驚きの撮影秘話から魅力に迫る
PR
日本×台湾が舞台のラブストーリー。レビューやインタビュー、台湾現地からの情報も満載！
PR
乃木坂46 1期生・高山一実がアイドルを目指す少女の10年間を描いた『トラぺジウム』を徹底解剖！
PR
映画ファンにこそ観てほしい！”異色"ヒーローアニメの魅力をたっぷりお届け
PR
映画ファンにこそ知ってほしい「スターチャンネルEX」の魅力に迫るコラムやインタビューを掲載
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
