パンと裏通り:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
パンと裏通り
パンと裏通り
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パンと裏通り

1995年9月16日公開
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おつかいに行った子供が大きな犬にあって困ってしまうというささやかな話をユーモラスなタッチで描く、微笑ましい小品。現代イラン映画を代表して国際的に注目を浴びるアッバス・キアロスタミ監督が70年に発表した彼の処女作にあたる。脚本はキアロスタミ、撮影はメヘルダッド・ファヒミ、編集はマヌチュール・オリアイ、録音はヘライール・アタシュカールがそれぞれ担当。出演はレザ・ハシェミ、メヘディ・シャハヴァンファール。使用曲はビートルズの『オブラディ・オブラダ』。93年山形国際ドキュメンタリー映画祭特別招待作品。

ストーリー

おつかいでパンを買った帰りの少年(レザ・ハシュミ)が狭い路地を歩いていると、前の方に大きな犬が立ちふさがっている。少年はそばを通り抜けようとするが、犬がこわい顔をして吠えてくる。困っていると老人が通りかかる。少年はこのおじいさんの後ろについていこうとするが、ところが老人は別の角を曲がってしまう。いつまでも通れないのでは家に帰れない、少年は意を決して犬の前を通ろうとするが、また吠えられてしまう。とっさに持っていたパンを少しやると、犬は簡単になついてしまって少年のあとを着いてきた。少年は家に着くが、犬は入れてもらえない。しょんぼりした犬だが、ふと顔を上げると、狭い路地をヨーグルトの鉢を抱えた別の少年が通りかかった。

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作品データ

原題
Nan va koutcheb Bread and Alley
製作年
1970年
製作国
イラン
配給
ユーロスペース
初公開日
1995年9月16日
製作会社
アッバス・キアロスタミ


[c]キネマ旬報社