名門!多古西応援団:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
名門!多古西応援団
名門!多古西応援団
-

名門!多古西応援団

1987年8月15日公開、89分
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

男を鍛えようと応援団に入部した美少年が、軟派のくせ者ぞろいの団員たちに触れ、本物の男になっていくまでを描く。月刊『少年マガジン』連載中の所十三原作の同名漫画の映画化で、脚本は渡辺千明、我妻正義、「スケバン刑事」の橋本以蔵の共同執筆。監督はこれが第一回作品となる橋本以蔵、撮影は「湘南爆走族」の佐々木原保志がそれぞれ担当。

ストーリー

東北の多古多市、名門多古多西校に入学した胡女浩司は、女ばかりの家に育った美少年。本物の男=応援団と思い込んだ彼は、入部するしかないと応援団の部室を訪ねた。だが、中に入るとアイドルポスターや“喧嘩禁止”の張り紙が。ポカンとする浩司に、呑んだくれの顧門、真田が彼らなら酪農センターに居ると教えてくれた。そこでは正装した応援団の面々が真面目に牛を応援していた。一旦は入部を断わられた浩司だったが、美人姉妹がいると分かった途端に許可される。浩司の歓迎と称して仙台のディスコに繰り出す団員等。ゴーグルサングラスの団長、橋薫、スキンヘッドの副団、桂庵、ズングリ型の村田武士、柔道の達人、甲賀勝利、八の字ヒゲで黒メガネのギャンブラー、左京元。ギンギンに踊る彼等を目の当りにして、浩司は今まで抱いていた理想と現実のギャップに落ち込む。ある日、“東北の虎”と呼ばれる蒲生貴明が近県の応援団員を集め、東北一円から強情な風潮を一掃するために自分が主軸となる蒲生塾を設立する、力になってもらいたいと告げる。自主独立を重んじる多古多東高の字喜田や橘は不参加を表明した。そんな時、多古多西高の陸上部エース、永井が不良生徒に絡まれた。同級生の涼子と通りかかった浩司が助っ人に入るが、コテンパンにやられ永井が警官に捕まってしまう。永井は国体出場停止。あの喧嘩は蒲生塾入りを断った永井への、蒲生が仕組んだ罠だったのだ。怒りに震えた浩司は蒲生の手先と勝負するが負けてしまう。国体当日、橘の声がスピーカーから流れた。国体の実況中継に合わせ、校庭のトラックで永井を走らせようというのだ。全速力でスタートする永井、彼の記録は一位を0.01秒うわまわる高校新記録だった。だが、蒲生の強引な塾づくりは応体応援団狩りへと進む。蒲生を蔵王に呼び出すが、殴られても闘わない橘を軽蔑した浩司は涼子にまで当り散らす。橘の信条は、彼が想う律子の今は亡き兄である北条宗正の教えによるものだった。争いの断えなかった東北の応援団を、唯一人で束ねた彼は、当時狂犬の様に暴れていた橘に喧嘩のバカバカしさを教えたのだ。蒲生は律子を誘拐し傘下につかせようとする。浩司を部屋にひとり残し、律子を救いに向かう多古西応援団の面々。大勢の敵に囲まれ不利な闘いが展開するなか、字喜田が他数の応援団を率いて助っ人に来た。橘はケガ人が続出するだけだから、自分と蒲生の一対一の勝負でケリをつけると宣言。二人の凄絶な闘いが浩司の前で繰り広げられ、傷つきながらも橋は蒲生を倒した。今、浩司の眼の前に夢にみた応援団の姿が浮かびあがる。

フォトギャラリー

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

製作年
1987年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1987年8月15日
上映時間
89分
製作会社
東映


[c]キネマ旬報社