宇宙皇子:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
宇宙皇子
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宇宙皇子

1989年3月11日公開、82分、アニメ/ファンタジー
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人から生まれた神の子・宇宙皇子の苦悩と戦いの運命を描く。藤川桂介原作の同名漫画のアニメ化で、脚本は「ビックリマン 無縁ゾーンの秘宝」の富田祐弘、「気まぐれオレンジロード あの日にかえりたい」の寺田憲史、「ゲグゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱」の武上純希が執筆。監督は「鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い」の吉田憲二、撮影監督は黒木敬七がそれぞれ担当。主題歌は、ダ・カーポ(「夢狩人」)。

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ストーリー

六七二年の壬申の乱により皇位継承争いに決着がついた頃、都は奈良に移った。当時貧しい人々に手を差しのべようとする修行者の一団があった。彼らは鬼と呼ばれ、金剛山に道場を開き、不動明王を信奉している。鬼の統師・小角は強い霊力を持っていたが、妄りに使うことはせず彼らを目の敵にする朝廷に対して反乱を起こさなかった。宇宙皇子も弟子の一人だったが、小角の考えについていけず鬼の広足に教えを請うた。しかし、広足こそ朝廷の密偵だった。ある日宇宙皇子が盗賊を捕まえると、圧制から逃がれてきた農民だった。その頃朝廷の軍が金剛山に攻めていたが、鬼はまだ立ち上がらなかった。宇宙皇子が小角に理由を聞くと、ただ「大宇宙の中に小宇宙がいくつもある。病んでいる一つの小宇宙を癒すことが他の小宇宙を癒すきっかけにならなければならない」と答えた。かつて盗賊だった魚養と娘で皇子を助けてくれたことのある多々良女が藤原不比等の罠にはまって殺されると、皇子は流浪人の国を造る決心をした。それは鬼たちの協力で実現しつつあったが朝廷の邪魔が入った。鬼と朝廷の対決、皇子は小角の教えを守り徹退を説く。流浪人たちも生きのびて国造りの思想を全国の仲間に広げる道を選んだ。そして皇子は不動明王に化け、朝廷の仙術使い・広足を倒すのだった。

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作品データ

製作年
1989年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1989年3月11日
上映時間
82分
製作会社
角川書店
ジャンル
アニメファンタジー


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