影を慕いて(1933):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
影を慕いて(1933)
影を慕いて(1933)
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影を慕いて(1933)

1933年公開
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「世界拳闘王」「林檎の頬」のオット・クルーガーが主役を勤める映画で、「流行の王様」のF・ヒュー・ハーバートが書卸した脚本により「戦慄を追う男」のジョージ・B・サイツが監督し、「秘密」「霧笛の波止場」のレイ・ジューンが撮影したもの。主役クルーガーを廻って「光は野より」のユーナ・マーケル及びイザベル・ジュウェル、「南風」のアイリーン・ハーヴェイ、「霧笛の波止場」のベン・ライオン、「ある日曜日の午後」のロスコー・カーンス、「暁の暴風」のC・ヘンリー・ゴードン、「若草物語(1933)」のサミュエル・S・ハインズ等が出演している。

ストーリー

酒飲みで兎角噂のある、然し腕のいい事では評判の弁護士ケント・バリンジアは女共に騒がれて浮いた噂は絶えなかったが、何故か真面目な恋もせず結婚もしなかった。キャザリンはケントの過去に或女に関する秘密のある事は気付いて居たが、それが何故だかは知らなかった。そうして彼女は密かにケントを恋していた。新たに彼の事務所に雇われたドリス・ウォジングの父親が殺人の嫌疑で引致された。ドリスに恋しているロージアはドリス共々ケントに弁護を頼んだがケントは余り興味を持たない様子だった。殺人の被害者と云うのはドリスの養母だったが其女の写真を見て以来何故かケントの態度がガラリと変った。彼は突如行方不明となったが一週間後或る墓地で泥酔の結果らしく半死半生の姿で発見された。彼の病が回復する頃ドリスの父親には有罪の判決が下された。ケントは病気回復後も酒ばかり飲んで評判を落し遂に法曹界から除名処分をうけた。彼は改めてギャング団専門の不正な顧問弁護士として名を売った。しかし彼が其処迄身を落したのは実はドリスの父親を救ける手段だった。殺人の被害者たるドリスの養母は実はケントの過去にあった問題の女性、つまり彼が一生を賭して恋し結婚迄した女だったが、或ギャングの親分トニイ・ペレスの誘惑によってケントの許を去ったのだった。ケントは内密の調査の結果彼女を殺したのも同じくトニイだと云う事が判ったので彼はトニイを事務所へおびき寄せ、高飛車にトニイに犯罪を自白させた。ドリスの父親は放免された。愛した女の為に復讐を遂げたケントも幸福だった。かくてドリスとロージア、ケントとキャザリンの二組の幸福な夫婦が出来上ったのである。

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作品データ

原題
Women in His Life
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社