影なき男の影:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
影なき男の影
影なき男の影
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影なき男の影

1949年5月公開
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「影なき男の影」「夕陽特急」「第三の影」と同じくウィリアム・パウエルとマーナ・ローイが主演する探てい映画で、1941年作品である。ダシール・ハメットの「影無き男(1934)」の登場人物を借りて、ハリー・カーニッツがストーリーを書き卸し、アーヴィング・プレチャーと協力脚色「マーガレットの旅」「影なき男」の故W・S・ヴァン・ダイクが監督、「裸の町」のウィリアム・ダニエルスが撮影した。助演は新人バリー・ネルスン、「大地は怒る」「町の人気者」のドナー・リード「夕陽特急」のサム・レヴィーン「カンサス騎兵隊」のアラン・バクスター「迷える天使」のヘンリー・オニール、子供ディッキー・ホール、犬のアスタ等である。

ストーリー

ニック・チャールズは妻のノーラと競馬場へ行くと、殺人だというので大さわぎである。昨日の競馬でワザと負けた騎手ゴレツが、更衣場の浴室で射殺されていたのだ。警部補イブラムスは何の手がかりもつかめない様子だ。その夜ニックはノーラにねだられレスリングを見物する。そして競技よりも興味ある事をいろいろ見聞した。公認賭博業のスチーヴンス・アンド・メイシー商会の事務所に、スポーツ記者ホワイティ・パロウがやって来て、ゴレツ殺害事件で書きたい事を書かなかったのだから1万ドルもらいたいと言ったがもらえなかった様子である。新聞記者ポール・クラークは、メイシーがゴレツにヤオ長をさせバラしたと見当をつけ、恋人モリーがスチーヴンスの秘書なので、金庫のカギを借りて、かれの元帖を取り出す。途端にホワイティと顔を合わせ、元帖の奪い合いとなったが、ポールは倒されて人事不省となり、ホワイティは自分のピストルで射殺される。ポールは容疑者として、モリーと共に警察に連行される。ニックはホワイティの死体を調べ、犯人は第3者だと主張する。問題の元帖も消え失せている。しかしポールのポケットの中には元帖にはさんであった洗たく物の発注表があり、ニックはこれは暗号リストだろうと考える。そして競馬場に赴き、夜で人気のないのをさいわいに、ゴレツが殺された浴室を調べ、排水孔の中からピストルを発見する。ニックは翌日ゴレツ殺しとホワイティ殺しの犯人は同1人だと発表する。ニックは又スチーヴンスの情婦クレアがホワイティと喧嘩したことを聞きこみ、彼女にいろいろ尋ねたが、クレアは口をわらない。ニックはホワイティのアパートを調べ、暖房器に隠されたダイヤの指輪をみつけ出す。偶然そこに現われたクレアは指輪を突きつけられ、ホワイティとは前から関係があり、彼の賭博の借8千ドルの返済用にこの指輪を与えたのだと語る。ニックはさらにスチーヴンスらの代理店をしているベニイがくさいとにらみ、会ってみると、ベニイは防弾チョッキを着ている。そして例の洗濯物の表はベニイが張った馬券のリストだという報告が来る。そこでニックは警察と共にベニイのアパートに行くと、ベニイはい死しており、ストーヴの中にスチーヴンスの元帖が燃えさしになって残っている。ニックは自殺とみせた他殺と断定し、関係者1同を警部補の事務室に集める。そして彼の巧妙な尋問は意外な犯人に尻尾を出させ事件は解決した。

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作品データ

原題
Shadow of the Thin Man
製作年
1941年
製作国
アメリカ
初公開日
1949年5月
製作会社
メトロ・ゴールドウイン・メイヤー映画


[c]キネマ旬報社