東京(秘)ナイト・レポート 熱い樹液:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
東京(秘)ナイト・レポート 熱い樹液
東京(秘)ナイト・レポート 熱い樹液
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東京(秘)ナイト・レポート 熱い樹液

1976年9月8日公開、66分
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女性をくすぐり喜ばせて奉仕する夜の騎士たちの城、ホストクラブを舞台にホストと客の世界を描くロマン・ポルノ。脚本は「ひめごころ」の中野顕彰、監督は「ルナの告白 私に群がった男たち」の小原宏裕、撮影は「女囚101 性感地獄」の山崎敏郎がそれぞれ担当。

ストーリー

豪華なフロア。幾組ものカップルが深海魚のようにユラユラと踊っている。歯の浮くようなホストたちの甘いささやき--。「俺たちの商売は、女から金を巻き上げることだ。それにはまず、女のウィーク・ポイントを掴むこと」。ナンバー・ワンのホストは、部下を教育する。誰もが、ナンバー・ワンの座を狙っているのである。イサオは、一匹狼の不敵な男。巧妙なわなを仕掛けて、ナンバー・ワンを手に入れた。「この商売、女に惚れたらおしまいだ!」。これがイサオの鉄則である。女実業家。歯科医夫人。中堅女優。次々に、彼のえじきになっていく。「ありがとう、ぼく女の人にプレゼントもらったの初めてです」。ニッコリ笑って、あとはセックス・テクニックで仕上げをする。ある日、イサオは画廊で二人連れのスチュワーデスと知りあった。その女、今日子は関西の名門の家柄の娘。普段、化け猫のような客たちを相手に、少々ウンザリのイサオは、彼女の家柄と新鮮な魅力に惹かれた。このあたりで、すっぱりホストを廃業して、今日子と結婚したいと、よせばいいのに考えた。いままで、女から欺しとって貯めてきた金で、スナックを経営するつもりだった。数日後、店に顔を出したイサオは、自分の最上の客を手下のホスト・健に奪われたことを知った。イサオと今日子のセックス・プレイをかくし撮った写真が、客たちの手に渡っていたのだ。「今日から俺がボスです」。健は、ごう然と言い放った。今日子こそ、実は美貌を元手に男を欺して歩く結婚サギ師であったのだ。ホストクラブでは、今日も女王然とした客を中心に、虚飾の笑いがさざめいている。夜と朝の間の大都会を、イサオはヨロヨロさまよう。いまのホストナンバー・ワンは健である。その横で、新人ホストの学は、静かにほほえんでいる。何を思いめぐらせているのであろうか--。

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作品データ

製作年
1976年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1976年9月8日
上映時間
66分
製作会社
日活映画


[c]キネマ旬報社