修道女ルシア 辱す(けがす):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
修道女ルシア 辱す(けがす)
修道女ルシア 辱す(けがす)
-

修道女ルシア 辱す(けがす)

1978年1月7日公開、70分
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

世俗を離れた女子修道院でくりひろげられる、色欲に狂った修道女たちの姿を描く。脚本は「(秘)ハネムーン 暴行列車」の桂千穂、監督は「幻想夫人絵図」の小原宏裕、撮影は「(秘)ハネムーン 暴行列車」の森勝がそれぞれ担当。

ストーリー

聖マリアンナ女子修道院には、男子禁制の掟の中で神に仕え、敬虔な祈りを捧げる修道女達がいる。だが、彼女達は若い肉体をもてあましている女の群れでもあった。ある日、一人の若い女、ルミ子がこの修道院に入ってきた。ルミ子は平凡な女子高生であったが、父とルミ子の家庭教師・水川が男同志で愛し合っているところを見て強い衝撃を受けたのだった。母親もそのショックで入院してしまう。憎悪に燃えたルミ子は、ある日計画的に水川を誘惑し、父のベッドで愛し合った。案の定、そこに帰ってきた父は激怒する。そしてルミ子は、あわてふためく水川を家庭崩壊の恨みを込めてナイフで刺した。警察沙汰を怖れた父が、日頃寄附していた聖マリアンナ修道院へルミ子を預けたのだった。ルミ子はシスタ・ルシアとして寮長・フリーダのもとにつく。しかしルシアは初日から、院長の優しい微笑の奥に潜む冷たい眼と修道女達の情欲に満ちた眼に、この修道院の偽善を感じていた。折から、院内では、院長派とフリーダ派に分かれ醜い争いが続いていたが、ルシアはそんなことにはおかまいなしに自由奔放にふるまうのだった。夜ともなると、修道女たちは情欲のままに同性愛にふけり恍惚の吐息が闇に消えた。そんな異常な世界にいや気がさしたルシアは修道院を出て行こうとしたが、その時、院長が司祭と激しく抱き合っているのを見てしまう。それをフリーダは院長失脚のチャンスとばかり、院長室へ踏み込んだが、司祭は危機を感じ逃げだしたあとだった。院長は背徳の事実をモミ消すために、ルシアを反省室と呼ばれる地下室に監禁してしまう。ある日、その地下室に三上と田島という二人の脱獄囚が逃げ込んできた。初めは恐れていたルシアも、話をするうちに打ちとけていった。そして、ルシアをはじめ、ヘレナやフリーダ、マリアは田島、三上と抱き合った。男とのSEXで、初めて女の喜びを知った彼女達は、狂ったように男達にむしゃぶりついていった。ある日、ルシアと田島、三上、そして修道女達は、院長の偽善に怒りが爆発し、院長室になだれ込んだ。女達は院長を押へ、全裸にして祭壇に縛りつけ、かわるがわる辱した。だが、そこへ警官が駆けつけ、ルシア、ヘレナの哀願をよそに、田島、三上を銃殺してしまう。そして修道院に静寂が戻った。裏切ったはずのフリーダ達も、院長にとりいる。ただルシアだけはひとり精神病院に送られていくのだった。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

製作年
1978年
製作国
日本
配給
にっかつ
初公開日
1978年1月7日
上映時間
70分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社