モナリザお京:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
モナリザお京
モナリザお京
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モナリザお京

1971年6月23日公開、78分
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「いそぎんちゃく」「でんきくらげ」シリーズの渥美マリ主演の新シリーズ第一作。原作は「ヤングレディ」に連載の棚下照生の同名劇画。脚本は「可愛い悪魔 いいものあげる」の安本莞二と工藤裕弘。監督は、これが昇進第一作の石井岩太郎。撮影は「高校生心中 純愛」の喜多崎晃がそれぞれ担当。

ストーリー

東京の超高層ホテルの一室に単身アジトをかまえるお京は、どこから見ても金をもてあましている御令嬢としか見えなかったが、実はここ数年来美人スリお京の本性を知り、スリの現場を押さえようと執拗に後を追う停年前の老刑事デカヒゲに狙われていた。初夏のある日、お京はリスボンで盗まれた時価数億円のブローチ“海の星”が日本にあることを知ると、新たな行動へと泳ぎ出した。赤坂の「リド」に立ち寄ったお京は“海の星”を追ってフランスからやってきたという自称宝石探偵、青柳健一と知り合った。翌日、大阪天王寺のガチャ子から日本一の美人スリの座をめぐって決闘を申し込まれた。“海の星”追求に忙しいお京はそれどころではなかったが、大さわぎするガチャ子とやむなくバスの中でハンカチのスリ競争をし、敗れたガチャ子は今度は弟子にとまとわりついてきた。かねてから内偵していた「リド」の秘密賭場に踏み込み、Xという怪人物につきまとう宝石ブローカー和田、その和田に指図する支配人田村の懐から抜きとったメモから、お京は“海の星”を盗んだのはXで、それを競売にかけようとする田村、和田の暗躍を知った。一方、別のルートから“海の星”を追う健一は、国際ギャング団の男に追われ、逃げ込んだホテルで偶然お京と再会した。健一の口から、すでにXは殺され“海の星”は田村と和田の手にあることを聞いたお京は健一が世界一の宝石盗賊“影”であることを見抜いた。早速、お京はかつてのスリの親分、今は贋物造りの老人に“海の星”の二つの贋物を造ってもらった。そして田村と和田の主催する秘密競売に参加するためにお京は宝石をスリまくった。その時、お京の手をデカヒゲが押さえた。快心の笑いを浮かべるデカヒゲに、お京は三日間だけの時間をもらい、自首を約束した。いよいよオークションの当夜、厳重な見張りの網をくぐって潜入した健一とお京は、それぞれの秘術をつくして最後の競売品“海の星”に近づいていった。真暗になった会場は大混乱。波止場に逃げ切ったお京の手に“海の星”が輝いていた。その背後から近づいた健一は脱帽した。「でもあなたは泥棒の天才よ、だって私の心を盗んだんだもの……」激しく求め合うお京と健一。だが、夜が明ければ、デカヒゲと約束した自首の日がこようとしていたのだ。

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作品データ

製作年
1971年
製作国
日本
配給
ダイニチ映配
初公開日
1971年6月23日
上映時間
78分
製作会社
大映東京


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