仮染の唇(1931):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
仮染の唇(1931)
仮染の唇(1931)
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仮染の唇(1931)

1931年公開
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「結婚双紙」と同じくウルスラ・パロットの手になる小説を原作とする映画で脚色も前記映画と同じくジョン・ミーハン、監督には「天国の一夜」「壁の中の声」のジョージ・フィッツモーリスがあたり、撮影は「緑の処女地」「モンタナの月」のウィリアム・ダニエルスが担任した。主なる出演者は「結婚双紙」「陽気なママさん」のノーマ・シアラーを始め、「ビッグ・ハウス」「結婚双紙」のロバート・モンゴメリー、「暁の偵察」「猫は這い寄る」のニール・ハミルトン、「惨劇の波止場」のマージョリー・ランボー、コンチタ・モンテネグロ等々である。

ストーリー

リスベスは女性の羨望の的となっている美貌の持ち主で多くの男性は彼女の愛をかち得ようと彼女の周囲に集まった。彼女はモダンで恋愛にも男子と同等の権利と自由を求めていたが、たまたま会合したアランと意気投合し、相愛の仲となった。そして彼女を熱愛するスティヴ゛の言葉を斥け、アランに誘わるるままにメキシコに旅行し、2人は楽しいロマンスに陶酔した。突然アランの許に電報が舞い込んだ。それは召集令であった。軍籍にある彼は直ちに南米方面に出動せねばならなかった。彼はリスベスの愛着を振り切って彼女を帰国せしめようとしたが、彼女の怒を買い、二人は互いに癒されぬ心を抱いて別れた。失恋の傷手に悩むリスベスは中国に欧州に享楽を追ってその傷手を忘るるに勉めた。南フランスの歓楽街ビアリッツに彼女の姿が現れたのはその後間もなかった。リスベスの後を追って渡欧したスティーヴは図らずもここに彼女と会合し、彼女の変わった有様に驚き帰国するように説くのであったが丁度その折りアランからリスベスの許に電報がきてパリに滞在しているとのことに彼女は飛び立つばかりに喜び直ちに彼の許に馳せつけた。しかし彼女の喜びも一つの夢となった。リスベスの最近の行状を伝え聞いたアランはかかる不身持の女性とは結婚できぬと非常に憤慨した言葉に彼女も彼の不誠実を責め激論の果て、二人はまた喧嘩別れとなった。スティーヴ煩悶しているリルベスを慰め彼女に求婚するのであったが、彼女はスティーヴと結婚する決心がつきかねていた。その後リスベスもアランも相前後してニューヨークへ帰った。そして偶然にもアランはリスベスとスティーヴの姿をある劇場内で発見しその邂逅を喜んだ。アランは今は軍職を退き実業家となっていた。そしてリスベスに対する誤解も解けていたので彼女に対する愛が彼の胸に強く燃え上がった。リスベスもアランの真意がわかり彼こそ最も信頼するに足るべき男と彼に対して熱愛を捧げた。かわいそうなのはスティーヴで自分自らを嘲り、独り憂欝になるのであった。

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作品データ

原題
Stranger May Kiss
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
MGM支社
初公開日
1931年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社