豚と軍艦:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
豚と軍艦
豚と軍艦
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豚と軍艦

1961年1月21日公開、108分、コメディ
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「「キャンパス110番」より 学生野郎と娘たち」の山内久のオリジナル・シナリオを「にあんちゃん」の今村昌平が監督したもので、基地を背景にした人間喜劇。撮影は「俺の血が騒ぐ」の姫田真佐久。

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ストーリー

米海軍基地。港に軍艦が入ると、水兵相手のキャバレーが立ちならぶ町の中心地ドブ板通りは俄然活気づいてくる。ところが、そんな鼻息をよそに青息吐息の一群があった。当局の取締りで根こそぎやられてしまったモグリ売春ハウスの連中、日森一家だ。いきづまった日森一家は、豚肉の払底から大量の豚の飼育を考えついた。ハワイからきた崎山が基地の残飯を提供するという耳よりな話もある。ゆすり、たかり、押し売りからスト破りまでやってのけて金をつくり、彼らの“日米畜産協会”もメドがつき始めた。そんな時流れやくざの春駒がタカリに来た。応待に出た幹部格で胃病もちの鉄次の目が光る。たたき起されたチンピラの欣太は春駒の死体を沖合まで捨てにいった。「欣太、万一の場合には代人に立つんだ。くせえ飯を食ってくりゃすぐ兄貴分だ」という星野の言葉に、単純な欣太はすぐその気になった。彼は恋人の春子と暮したい気持でいっぱいなのだ。春子の家は、姉の弘美のオンリー生活で左うちわだったが、彼女はこの町のみにくさを憎悪し、欣太に地道に生きようと言ってはケンカになった。ある夜、吐血して病院に担ぎこまれた鉄次がそのまま入院することになり、日森一家の屋台骨はグラグラになった。会計係の星野が有り金をさらってドロンし、崎山も残飯代を前金でしぼり取るとハワイに逃げてしまった。酷い胃癌で余命三日という診断結果を受けた鉄次は、自殺する勇気もなく、殺し屋のワンに自分を殺してくれとすがりつく。だがこれは間違いで、鉄次は単なる胃潰瘍だったのだ。鉄次は、間違いを喜ぶよりもワンに殺される恐怖に再び血を吐く。欣太とはげしく口喧嘩をした春子は町にとび出し、酔った水兵になぶりものにされた。日森一家は組長の日森と、軍治・大八とに分裂してしまった。両者とも勝手に豚を売りとばそうと企み、軍治たちは夜にまぎれての運搬を欣太に命じた。欣太は豚をつみこむ寸前に先まわりした日森らにつかまってしまった。豚をのせ走り出す日森のトラック群。それを追う軍治らのトラック。六分四分で手を打とうという日森だったが、欣太はもうだまされないと小型機関銃をぶっ放した。ドブ板通りには何百頭という豚の大群があれ狂った。誰もかも、豚の暴走にまきこまれ、踏みつぶされた。狂騒の中、警官に撃たれた欣太は路地裏でひっそり命を落とす。--数日後、一人になった春子は未来を見据えて堂々と家を出ていく。基地の町では、相変らず水兵と女と客引きがごったがえしていた

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作品データ

原題
Hogs and Warships
製作年
1961年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1961年1月21日
上映時間
108分
製作会社
日活
ジャンル
コメディ


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