彼の第六感:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
彼の第六感
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彼の第六感

1934年公開
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「仮面の米国」「世界は還る」と同じくマーヴィン・ルロイが監督にあたったポール・ムニ主演映画で、リバーティー誌所載のロイ・チャンスラー作の短編小説をアベム・フィンケルと「吾は愛せり」「女囚の意気地」のシドニー・サザーランドが共同して脚色下。撮影は「ゴールド・ディガース」「仮面の米国」のソル・ポリートの担当である。助演者は「一日だけの淑女」「失踪者三万人」のグレンダ・ファレル、「秘密」「ゴールド・ディガース」のネッド・スパークス、「世界は還る」のダグラス・ダンブリン、「笑う巨人」のバートン・チャーチル、ロバート・バーラット、新人キャスリン・サーガヴァ、エドワード・エリス等。

ストーリー

某新聞の編集長ブラッドショウは、政治ギャングを調査中の判事キャンフィールドの失踪事件に関する記事が良くないという理由で新聞社主グレアムの不興を買った。しかしグレアムは契約上ブラッドショウを馘首できないので編集長の食を免じて、恋愛相談欄の係りに任命した。ブラッドショウは憤慨したが如何ともする能わず、腐り切って恋愛相談係り記者ネリー・ネルソンとしてペンを執らなければならなかった。記者仲間に散々からかわれて堪らなくなったブラッドショウは自棄酒を飲み耽った。女記者ジェリーはそれを心配して彼を介抱し力づけたので、ブラッドショウは奮起し、恋愛相談欄で部数が殖える程の働きをやった。その一方彼は腹心の探訪記者シャミーと共同して秘密裏にキャンフィールド事件の調査を進めた。シャミーは判事夫人に会って、判事が失踪前に電話で夫人に知らせた居所の番地を確かめた。その日イタリア人の葬儀屋の娘ローザが恋愛相談係りのネリーに面談に来た。ブラッドショウの代わりにジェリーがネリーとして会ったが、ローザの住所をいうのがシャミーが判事夫人から聞いて来た番地と同じだった。ブラッドショウは勇躍してローザの父を訪ねたが何も聞き出せなかった。しかしローザの情夫の口から政治ギャングの親分のことで揉め事があったと聞き、調査するとローザの父は最近ハーナンデスという男を埋葬してることが判明した。ブラッドショウは更にハーナンデスの死亡証明をした医師を訪ねて、その医師は何もしらないことがわかった。そこで彼は政治ギャングの親分が経営しているナイトクラブに行き、キャンフィールド判事が殺害され、ハーナンデスの名で埋葬されたことを聞き込んだ。ブラッドショウはギャングの1人のように装っていたが、看破されたので素早く逃げ失せた。そして墓地に行って見るとハーナンデスの墓からでた死骸はキャンフィールド判事とは似ても似つかぬ男だった。ブラッドショウは驚いたが、新しい土の後から他の墓に目星を付けてキャンフィールド判事の死体を発見した。彼は新聞社に駆け付け彼の後釜に座っているドウスを怒鳴り付けて、第1面を組み替え、彼の大特ダネを掲載した。かくてブラッドショウは編集長に返り咲き、ジェリーを助手に使うこととなり、恋愛相談係りに大嫌いなドウスを振り当てたのである。

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作品データ

原題
Hi, Nellie!
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


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