黒い樹海:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
黒い樹海
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黒い樹海

1960年12月14日公開、86分、サスペンス・ミステリー
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松本清張の推理小説を映画化したもので、長谷川公之と石松愛弘が共同で脚色、「俺の涙は甘くない」の原田治夫が監督した。撮影は「三人の顔役」の小林節雄。

ストーリー

笠原祥子と姉信子は二人でアパート暮しをしていた。ある日、信子は東北のおじさんを訪ねかたがた一人で旅行に出た。二日後、信子が浜松の郊外でバス事故で死んだという通知がきた。当時の模様を聞くと、信子は荷物がバスの前部に、彼女は後部に坐っていたていう。社員手帖が紛失していた。唯一の目撃者で食堂の店員斎藤常子は、すでに転職していなかった。洋子は姉の雑誌社に入社した。クリスマスの夜、同僚の町田知枝が殺された。信子は犯行現場に行き、知枝の弟となのる週刊誌記者吉井正己に会った。二人はこの殺人事件と姉の事故になにかつながりがあると感じた。祥子は姉の係の人間を調べた。美術評論家で女たらしの妹尾、妹尾と仲の悪い整形医西脇、生花家元の佐敷、画家の鶴巻、どれも臭かった。四人のクリスマスのアリバイは完全だった。その頃、祥子の頼みで常子が上京することになった。が、その途中で彼女は殺された。これはアパートの管理人が犯人に連絡したためだった。その管理人も犯人に轢き殺された。自動車の線から調べると西脇が怪しいことがわかった。しかし共犯がいる、妹尾だ。吉井が知枝の弟ではないことがわかり、祥子は怒った。妹尾が佐敷の娘と結婚することになった。祥子は轢き逃げの現場写真を偽造して西脇の病院を訪ねた。西脇は祥子のスキをみて麻酔薬をかがせ、妹尾の結婚式場に急いだ。--妹尾は浜松で西脇と信子の密会をみつけ、それをネタに西脇をゆすり、それを知った知枝や常子、管理人を殺したのだ。西脇は妹尾と病院に引返した。気がついた祥子はビルの窓外に逃げた。追う二人、病院にかけつける吉井……、吉井と西脇の格闘となった。間一髪、祥子は救出された。妹尾は墜死、西脇は逮捕された。

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作品データ

原題
The Tough Guy
製作年
1960年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1960年12月14日
上映時間
86分
製作会社
大映東京
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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