可愛いオディ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
可愛いオディ
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1935年公開
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「あたいは街の人気者」「輝く瞳」のジェーン・ウィザースが主役を演じる映画で「女は要らねえ」のルー・ブレスラウがエドワード・エリスキュと協力して書き下ろした台本により「あたいは街の人気者」と同じくルイス・サイラーが監督に当たった。助演者は「歓楽の女王」のピンキー・トムリン、「ホワイト・パレード」のジェーン・ダーウェル新人のリタ・カンシノ、「東への道」のラッセル・シンプソン、ジョージ・ジヴォー、フランシス・フォード等で、撮影は「輝く瞳」のアーサー・ミラーの担当である。

ストーリー

可憐な少女パディ・オディはアメリカに居る母親を訪ねて、はるばるアイルランドから船に乗って今エリス島にある移民収容所に着いたところである。パディは船中でロシアの移民タマラと仲良くなりその両親のペトロヴィッチ夫妻の世話になったが、収容所で彼等は別れた。パディはそこで母親が迎えに来るのをまっていた。そこへ母親の奉公先であるフォード家の召使が来て移民官に彼女の死を告げた。然し優しい移民官はどうしてもそれを小さなパディに言うに忍びず、今病気で来られないと話をしていた。パディはある夜移民官の隙をうかがって収容所から逃げ出し、ニューヨークの下町にあるフォード家を訪れた。フォード家の召使一同はドラを始め皆パディの境遇に同情し、家人の旅行中彼女を匿ってやることに意見が一致した。ここでパディは母親の死を聞き悲しみにくれていた。ところがある時パディの犬が主家の猫と喧嘩したので遂にパディは家出をしなければならなくなるが、パディは鳥の愛好家であるフォード家の主人ローイ・フォードの好情にすがって世話になる。その上パディとロイは意気投合して大の仲良しとなった。船で会ったロシア人のペトロヴィッチ一行はヴォドヴィルを組織していたが、パディがフォード家の世話になっていることを知り、彼女に一行に加わらないかと勧めたので、パディは彼等と一緒に舞台に出ることになった。初日の晩にフォード家の人達はパディが移民収容所から抜け出した子供であることを知って移民官に通知したので、役人が早速彼女を逮捕にやってきた。そしてタマラとその両親も逮捕すると脅したが、その時ロイがパディを養女にし、タマラと結婚すると言い出したので、役人はパディを送還する必要もなくなって引き帰した。こうしてパディには新しい幸福な前途がひらけ、ロイは驚いている家族を尻目にかけてタマラと相擁した。

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作品データ

原題
Paddy O'Day
製作年
1935年
製作国
アメリカ
配給
フォックス日本支社
初公開日
1935年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社