霧丸霧がくれ 南海の狼:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
霧丸霧がくれ 南海の狼
霧丸霧がくれ 南海の狼
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霧丸霧がくれ 南海の狼

1961年7月9日公開、88分
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角田喜久雄の原作を、「吸血怪人屋敷」の高田宏治が脚色し、「あばれ駕篭」の松村昌治が監督した「霧丸霧がくれ」の第二部。撮影は前作の鷲尾元也。

ストーリー

追手を逃れた霧丸と浪江は、森の中の愛染堂に難をさけた。しかし、霧丸が敵の動静をうかがうため森を出た間に、浪江は右門らに捕らえられた。霧丸は五左衛門の弟、棟梁弥兵衛の家に身を寄せ、浪江を奪いかえそうと決意した。捕手と闘ったが、高柳九十郎の手に縛られた浪江を見て、剣を捨て捕えられた。九十郎は、浪江に自由を与える代償として、青貝勝之進の手文庫から黒観音を盗み出すよう命じた。浪江は黒観音を盗んだが、勝之進に見つけられた。勝之進は浪江の体を求めた。浪江は懐剣を胸に擬した。怒った勝之進は霧丸の処刑を命じた。鈴ヶ森へ向う霧丸の網乗物を、五左衛門たちが襲い、霧丸は救い出された。黒い狼の隠れ家に身をひそめることになった。黒い狼らは右門たちに襲われたが、霧丸の働きで危機を脱した。霧丸は黒潮霧太郎と変名し、海賊の仲間入りをした。新入りの猿太から、父二出川備前と母梨花横死の秘密を知った。父母の乗った梵天丸は、黒い狼と宝田孫十郎らに乗取られ、梨花の鏡、黒観音、黒阿弥陀の三つの秘宝が分散したのだ。船は塩飽七島に向った。勝之進も浪江を引立て、同じく塩飽に向う。黒い狼は九十郎からの連絡で船上で取引きをした。九十郎は韓国使節団接待役を利用して買収し、巨万の富を手に入れ幕府転覆を計画していたのである。霧丸に九十郎の短銃が向けられた。霧丸をかばって桐乃が倒れた。霧丸は海に逃れた。浪江は勝之進の目を盗んで逃げだした。南の浜で、霧丸と浪江は再会した。

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作品データ

製作年
1961年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1961年7月9日
上映時間
88分
製作会社
東映京都


[c]キネマ旬報社