河宿の夜:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
河宿の夜
河宿の夜
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河宿の夜

1930年公開
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「喝采」のヘレン・モーガン嬢が主演する映画で、「グレイト・ガッポ」「暗黒街」等の執筆者として有名なベン・ヘクト氏が自作のストーリーから脚色し台詞を書き「虎御前」「競売台」のホバート・ヘンリー氏が監督しウィリアム・スタイナー氏が撮影した。主演者のほかに「春宵巴里合戦」のチャールズ・ラグルズ氏、「サラアと其の子」のフラー・メリッシュ・ジュニア氏、「サンダーボルト(1929)」のフレッド・コーラー氏及びブロードウェイ・ナイト・クラブの人気者デュラント、クレイトン、ジャクソンの3人が出演している。

ストーリー

敏腕記者として知られていたハンソンは編集長からの命令でモーランという小さな町に特派された。その町にはサム・ホーナーという大悪党が巣を構えて酒の密売をやり暴威を振るっていたのでそれを探訪するために彼は赴いたのであった。だがハンソンから何の知らせもないので編集長はこんどはウィリーを派遣した。そして彼が出発の時もし仕事中に酔ったならば馘にしてしまうと戒めた。モーラン町へ来たウィリーはサム一味の本部がロードハウスであることを知った。ところがそこに芸人として働いているローラはウィリーの子供時代の恋人だった。彼女はウィリーを町から去らせようとした。というのは彼の前に来たハンソンがサムの仕事をすっかり調べたために殺されたからであった。しかしハンソンが監禁されているぐらいに思っていたウィリーはサム一味の行動をさぐりながら隙があったらハンソンを助け出そうと考えていた。ローラは窮余の一策としてウィリーが新聞社を馘になったと思い込ませ一緒に駈け落ちしようと説いた。2人は闇にまぎれて逃走を企てたがサムのために捕えられた。ウィリーはハンソンの死を聞かされ自分も同じ運命になることを知ってはじめて自分の身に危険が迫りつつあることを感じた。彼はそこで酔った風を装って新聞社に電話をかけサム達には感づかれぬように受話器のところで暗号を用い救援を求めた。ローラの裏切りに憤怒したサムはウィリーを射殺せんとしたが間一髪の刹那ローラの射った弾丸はサムの手から短銃を落した。ロードハウスの芸人ダフィーが電燈を消したため暗中に大格闘が起ったが新聞社から急派された一隊が辿りついて悪人共を捕えウィリーとローラは無事なる事を得た。

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作品データ

原題
Roadhouse Nights
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社輸入
初公開日
1930年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社