ご機嫌はりきり娘:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ご機嫌はりきり娘
ご機嫌はりきり娘
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ご機嫌はりきり娘

1961年12月7日公開、57分
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「サラリーマン手帖 夢を失わず」の斎藤正夫と松木ひろしが共同で脚本を執筆。監督は「サラリーマン手帖 夢を失わず」についで斎藤正夫。新人香山美子を抜擢した青春ドラマ。撮影は「甘い夜の果て」の成島東一郎。

ストーリー

杉子、秀子、みどりの三人は成立大学自動車部のはりきり娘。映画館で杉子が厚かましい四十男の高見につきまとわれて困っていた時、助けを求めたのが縁で、同じ大学の純情居士横山君と意気投合、杉子の叔父笹島が経営する天ぷら屋で大いにメートルをあげた。そこへ、杉子の祖母信乃が突然上京して来た。杉子に見合を進めるためだ。杉子は頭からてんでお見合など受付ない。困り抜いた笹島は、杉子が横山君に好意を寄せているらしいのに目をつけ、杉子にお見合をさせるよう横山に頼みこんだ。困った彼は悪友の森田に助力を頼んだ。森田は杉子に失恋の苦しみを味わせれば、見合する気になるだろうと一計を案じ、横山に積極的に杉子を口説けと策を授けた。そして、杉子が横山に関心を持つよう工作するのだが、肝心の横山がヘマばかりしていてかえって逆効果。業をにやした森田は、知り合いのチンピラを使って馴れ合いの喧嘩をこしらえ、横山の颯爽たる勇姿を見せようとした。ところが、間抜けな横山は本物の愚連隊とぶつかったため、あっさり杉子の前でKO。すっかり醜態を演じてしまった。面子を潰して全くヤケになった横山は、みどりの誕生祝いでヤケ酒を呷っての帰途、またまた愚連隊とバッタリ。杉子の手前、引くに引けず、ぶつかったものの又もやダウン。しかし、杉子は自分をかばって戦った横山に、接吻と甘い甘い愛の言葉を囁やいてくれた。横山は、自分が一番愛しているものは杉子なんだとはっきり自分の心が判り杉子の見合いは反対であると笹島に電話した。あわてた笹島は森田に、森田は杉子に、君をお見合いさせるために横山が恋を仕掛けたんだと話したため、杉子と横山の間柄は戦斗状態となってしまった。意気消沈した横山は、大学をやめて郷里の北海道へ帰ろうとまで思いつめてしまった。心配したみどりと秀子は何んとか、二人を仲直りさせようとするが、意地っぱりの杉子は、横山が帰省する日に見合いをするというアテつけぶり。だが、杉子の内心を見抜いたのは信乃おばあちゃんである。「女の幸福は一番好きな人と夫婦になることだよ」と諭す言葉に、杉子は上野駅へ一目散。杉子、秀子、みどり、森田に送られて横山は嬉しそうだ。すぐにも北海道から帰って来ることだろう。

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作品データ

製作年
1961年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1961年12月7日
上映時間
57分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社