感傷の秋:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
感傷の秋
感傷の秋
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感傷の秋

1927年公開
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「ダーク・エンゼル(1925)」「悲恋舞曲」等と同じくジョージ・フィッツモーリス氏監督作品で、ケーリー・ウィルソン氏が書き卸した物語をウィニフレッド・ダン女史が脚色したものである。主役は「紅草紙」「歓楽地獄(1927)」等出演のビリー・ダヴ嬢と「金髪より黒い髪」「死線を潜りて」等出演のベン・ライオン氏で、「悲恋舞曲」「ドン・ファン(1926)」等出演のモンタギュー・ラヴ氏を始め、アレック・B・フランシス氏、ラスカ・ウィンター嬢、T・ロイ・バーンズ氏等が共演している。

ストーリー

マーシア・ケーンにはウォーレス・マッケンジーという想思の恋人があったが、彼女の父ゴードンはロシアの亡命貴族ポリス・アンドロウスキ公爵に是が非でも娘を嫁がせる決心で娘を口説いた。恋人のウォーレスが死んだものと思い込んだマーシアは、彼亡き後は父を満足させようと公爵と婚約を取り結んだ。ウォーレスは愛人が他の男の許嫁となったと聞いて失望落胆し故国を去った。そのことを知ったマーシアは自分が父親と公爵とに騙されたことを悟って公爵とは例え婚約は結んでいても彼の妻とはなるまじきことを誓った。パリ郊外にある公爵の別荘に於いてマーシアは、彼女の歓心を買わんと努める公爵の執拗な愛慕を頑として拒んだ。フランスに永い間住んでいる洒落者のアメリカ人モンロー・ミッチエルはマーシアに好意を持っていた。マーシアを喜ばせんと公爵はモンローにベージエントを演出することを依頼した。マーシアはその花形を勤めるので、モンローと色々相談し彼に己が不幸をうったえた。モンローはマーシアの恋人ウォーレスが3人の無頼の友達と共にパリの秘密の酒場に荒んだ生活をしてマーシアのことを忘れようとしていることを知ったので彼を自分の家へ伴って来た。そこへ公爵の手から逃れたマーシアが来合わせてウォーレスと対面し、了解し合った2人が抱擁しているところへマーシアの後を追って公爵がやってきた。モンローはこれはベージエントの下稽古をしているのだと公爵の手前を繕ったが、公爵は信ぜず心中復讐を誓った。ベージエントが成功裡に終わった後で、マーシアはウォーレスと駆け落ちしようとしたが、公爵と召使のイヴァンとに計られ捕らえられた。公爵はマーシアが公爵の妻にならねばウォーレスに自殺する旨の書面を送り、策略を以てイヴァンを騙ってウォーレスを釈放させた。ウォーレスはマーシアが自殺したと思い3人の友達と共に公爵邸に復讐に行った。そしてマーシアが自殺するのを公爵がとどめたことを知り、彼女を救った。そして公爵に婚約を破らせることに成功した。

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作品データ

原題
The Tender Hour
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
ファースト・ナショナル支社
初公開日
1927年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


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