椿三十郎(1962)|MOVIE WALKER PRESS
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椿三十郎(1962)

1962年1月1日公開,95分
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「用心棒」の菊島隆三、黒澤明と「葵の暴れん坊」の小国英雄が共同で脚本を書き、「用心棒」の黒澤明が監督した時代劇アクション。撮影は「「挑戦」より 愛と炎と」の小泉福造。パースペクタ立体音響。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ある城下町の夜、薄暗い社殿で九人の若侍が密議をこらしていた。城代家老睦田に、次席家老黒藤と国許用人竹林の汚職粛清の意見書をさし出して入れられず、大目付菊井に諭されてこの社殿に集っていたのだ。その真中へよれよれの紋付袴の浪人者が現れて、九人をびっくりさせた。その上、その浪人者は、城代家老が本物で、大目付の菊井が黒幕だといって皆を仰天させた。その言葉の通り、社殿は大目付輩下の手の者によって取りまかれていた。あおくなった一同を制してその浪人者は、九人を床下へかくし一人でこの急場を救った。その時、敵方の用心棒室戸半兵衛はその浪人者の腕に舌をまいた。かしこまる若待をみた浪人者は、急に可哀そうになり力をかすことにした。城代家老は屋敷からはすでにどこかへ連れていかれた後であり、夫人と娘の千鳥が監禁されていた。浪人者はこの二人を救い出し、若侍の一人寺田の家にかくまった、寺田の家は黒幕の一人黒藤の隣だ。黒藤の屋敷は別名を椿屋敷と言われるくらい、椿の花が咲いていた。夫人の言葉にその浪人者は名を椿三十郎と名乗った。皆は、城代家老の居場所を探すに躍起だ。黒藤か菊井か竹林の家のどこかに監禁されているはずだ。三十郎は敵状を探るため、室戸を訪ねていった。室戸は三十郎の腕を買っているので、即座に味方につけようと、菊井、黒藤の汚職のことを話し、自分の相棒になれとすすめた。三十郎を信用しない保川、河原は、三十郎に裏切られたら大変だと、三十郎の動向をうかがうことになった。三十郎を支持する井坂、河原も、あの二人には任せておけないと三十郎の後をつけた。しかし室戸と三十郎に見つけられた四人は当見をくって捕えられた。三十郎は室戸の隙をみて、番人を斬り倒し、自分をしばらせて四人を逃がした。三十郎はこれで室戸から用心棒稼業を馘になってしまった。寺田の家に帰って来た三十郎は若侍をどなりつけた。その時、夫人が椿屋敷から流れてくる川の中から意見書の紙片を拾って来た。この川は寺田の庭の隅を通っているのだ。家老は黒藤の家に監禁されていると決った。三十郎は、黒藤の警固を解かせるため、むほん人の一味が光明寺に集っていると知らせに行くことになった。その留守になった合図に椿の花を川に流すというのだ。計略は図に当った。警固の一隊は光明寺に向った。だが、光明寺の門の上に寝ていたという三十郎の言葉に嘘がばれてしまった。光明寺には門がないのである。三十郎は捕えられた。しかし、臆病な竹林は三十郎の罠にかかって、川に椿の花を流した。若待必死の斬込みで城代家老は救われた。三十郎と半兵衛の一騎打は--。三十郎は若侍九人の見送りをうけて静かに去っていった。

作品データ

原題
Sanjuro
製作年
1962年
製作国
日本
配給
東宝
上映時間
95分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    杉ちゃん

    5.0
    2018/7/14

     もう幾度と鑑賞し、その都度新たな感動と興奮を与えてくれる「椿三十郎」ですが、今回は「午前十時の映画祭9」にて「4Kデジタルリマスター版」で鑑賞しました。

     画像も音響も驚くほど改善され、白黒ではありますが、「新作」のような輝きがありました。

     今更、本編の内容に語るつもりはありませんが、観るたびに、演出、セリフ、演技、面白さ等、すべてに感心させられ、個人的には黒澤明監督作品の中でもベスト5に入る1本です!

     特に映画史に残る「セリフ」(教訓的)が多いことも有名で、そのセリフに酔いながら観るようになったら、私同様「中毒症状」です。

     最後の三船敏郎と仲代達也の一騎打ちは、まさに映画史に残るシーンで、ファンの間では、三船の目にも止まらぬ刀さばきが「伝説」になっています。

     とにかく、面白さは★5つじゃ足りません!

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