高校生と女教師 非情の青春:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
高校生と女教師 非情の青春
高校生と女教師 非情の青春
-

高校生と女教師 非情の青春

1962年7月7日公開、86分
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「若い狼」の恩地日出夫が脚本・監督する社会ドラマ。撮影は「椿三十郎」の小泉福造。

ストーリー

山岸佐智子は大学を出てすぐ、京英高校の副担任として就職した。担当教師大木を助けて生徒の生活指導を行うのだ。裕福な家庭の秋山は、父親に妾がいることで何かとふてくされている。バスケット部員の竹内由子は、コーチの大学生堀田克己との恋に夢中である。由子の親友長谷川澄江は家は貧しいが性格は明るい。歌の好きな須藤は新宿のジャズ喫茶でうたっている。或る日、秋山が車を盗んで警察に捕まった。秋山は退学処分となったが、山岸の猛烈な反対で一週間の停学にくいとめた。その代り、今後秋山に関して山岸が全面的に責任をとることになった。山岸は自分の生活を犠牲にしても、生徒達と心を通じ合ってゆこうと決心していた。山岸の気持が通じたのか、秋山はアルバイトをして働くようになった。澄江はハイキングの時、皆からカンパを受け、人の善意を信じるようになった。みんな危かしげではあるが大人になっていった。由子は克己と体の関係を持ってから、生活が乱れた。学校に来ない日が多くなった。或る夜、山岸は由子がチンピラ四人と連れだって公園に入ってゆくのをみた。山岸は心配の余り後を追った。由子の悲鳴を聞いてかけつけた山岸は、由子と同じく乱暴をうけた。それがもとで、由子は克己から捨てられた。山岸はその晩以来、悪性の病毒を染され、婦人科通いがつづいた。山岸だけを信じていた秋山は、世の中に絶望、父親をまきぞいに無理心中を遂げてしまった。それから数日後、学校に一通の投書があった。先生の婦人科通いのことだ。山岸に生徒達の冷たい眼が向けられた。その時、由子が立ち上って事実を説明した。「先生は私を助けようとして、乱暴されたのだ」と。……由子をじっと瞶める山岸の眼に涙が光った。「そうだ、私も敗けない!」山岸は持って来た辞表をそっと破るのだった。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

製作年
1962年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1962年7月7日
上映時間
86分
製作会社
東宝


[c]キネマ旬報社