新・悪名:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
新・悪名
新・悪名
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新・悪名

1962年6月3日公開、99分
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「悪名」シリーズの第三作。今東光原作を「悪名」の依田義賢が脚色、「三代の盃」の森一生が監督したヤクザもの。撮影は「鉄砲安の生涯」の今井ひろし。

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ストーリー

復員してきた朝吉は一変した日本の姿に呆然となった。河内では彼は戦死したことになっていて、女房のお絹は再婚していた。がっかりの朝吉は、死んだモートルの貞の女房お照を訪ねた。お照は大阪の闇市で大福餅を売っていた。自分の身代りとなった貞を思って朝吉は四国に貞の生家を訪れ、うらぶれはてた老母ふくを伴って家へ帰って来た。貞に代って孝行しようというのである。或る夜、村で朝吉の歓迎宴が開かれた。それに参加した月枝は進駐軍に暴行され姿を消した。月枝は朝吉の幼友達弥吉の妹で、弥吉は戦死していた。朝吉は月枝を探しに大阪へおふくを伴って出かけた。月枝は釜ケ崎でパンパンになっていた。その元締は、清次という男で、情婦お雪が采配を振っていた。この清次は死んだ貞の弟であったが、そのガメツさかげんに朝吉も手を焼いた。朝吉はしかたなく、昔のヤクザ気質をまるだしに月枝を清次の手から取り返した。月枝は忽ち朝吉に惚れてしまった。清次は外国人のボス金子から、闇市の土地の権利を買いとろうと金を貯めていた。だが、金子は大淀組の勝と組んで闇市を乗っ取ろうとしていて、清次のことなど眼中になかった。勝と金子はヤクザを使って闇市の強制立退きを図りはじめた。だまされたと知った清次は、二連銃をもって殴り込むが逆に監禁されてしまった。これを知った朝吉は大淀組へ単身のりこんだ。手榴弾をとり出す朝吉をみて、勝と金子はあおくなった。話はついた。闇市は保障され清次は朝吉によって救い出された。清次は朝吉の乾分となったが、それは貞そっくりの姿だった。

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作品データ

製作年
1962年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1962年6月3日
上映時間
99分
製作会社
大映京都


[c]キネマ旬報社