山男の歌:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
山男の歌
山男の歌
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山男の歌

1962年7月8日公開、71分
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ダークダックスのヒットメロディから勝目貴久と千葉茂樹が共同で脚本を執筆、「強くなる男」の村山三男が監督した青春山岳映画。撮影は新人の森田富士郎。

ストーリー

M大の山岳部員で、身寄りのないアルバイト学生森田和彦と、裕福な家庭に育った有川一郎は親友である。一郎は歌声喫茶でピアノを弾く女子学生石原妙子に心を惹かれていた。一郎は誕生日パーティーの後で妙子に求婚したが彼女が和彦をひそかに想っていると知って、打ちのめされた気持だった。夏休みに和彦と一郎は立山連峰へ出かけた。明日は剣岳の岩壁にいどむという日、一郎は和彦に妙子から断られたことを打ち明け、二人はさっぱりした気持で登ろうと語り合った。目標の未知のコース・Dフェイスにかかったとき一郎はあとに続く和彦に、更に三十メートルのザイルをつなぐよう声をかけたが、絶叫と共に墜落した。彼の遭難について各方面から非難と疑惑の眼が和彦に浴びせられた。一郎の姉美沙子は和彦と妙子が親しげな様子を見ると、弟が妙子を愛しているのを知っているだけに、死因もそこにあったのではないかと思った。妙子も一郎を死に追いやったのは、自分かも知れぬと悩んだ。妙子の気持を聞いた和彦は、激しいショックをうけた。今となっては、なぜあのとき、一郎がザイルをつなげといったか、現地を踏査して実証するより他はない。彼は単身、剣岳へ向った。それを知って、美沙子は婚約者で和彦らの先輩にあたる奥村に、彼の後を追わせた。奥村は和彦と会い、二人で絶壁に登った。和彦は一郎が遭難した地点に立って、これを征服するには三〇メートルのザイルが必要だと確認した。だが次の瞬間、足もとの岩が崩れて、一郎と同じように彼の体が宙に飛んだ。生命をきざむような奥村の努力で、和彦は墜死をまぬかれることができた。山岳部員たちに伴われて山小屋へきた美沙子と妙子は、奥村や和彦の話ですべての誤解が消えた。一郎が好きだった「山男の歌」を合唱しながら、一同は山小屋を出発した。

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作品データ

製作年
1962年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1962年7月8日
上映時間
71分
製作会社
大映京都


[c]キネマ旬報社