川っ風野郎たち:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
川っ風野郎たち
川っ風野郎たち
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川っ風野郎たち

1963年4月14日公開、88分、青春
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香山美子の原作を「目をつぶって突走れ」の中島文博が脚色、「サムライの子」の若杉光夫が監督した青春ドラマ。撮影はコンビの井上莞。

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ストーリー

あり子の家庭に不幸が訪れたのは父が交通事故の奇禍にあってからだ。定時制に行っている兄の順は学校を断念し、中学生のあり子も働かなければならなくなる有様。高校進学を強情に言いはっていたあり子もあきらめなくてはならなかった。町の有力者の醍醐はそんな一家の面倒を見ていた。順が定時制を続けることが出来たのも彼の口添えがあったからだった。醍醐の家には順の学友である里子が働いていたが、不当な扱いをうけている様子に順は義憤を感じていた。就職試験が片親だからという理由だけで落とされたと知って、その夜あり子は不良の香取たちと酒を飲んで騒いだ。翌日からあり子の生活は反抗につぐ反抗で次第に荒れていき、順や母親の諌めにも耳を貸そうとしなかった。順は友人の進言もあって始めた行商がなんとか軌道に乗り出していたが、里子が勤務先を変え、それを心よく思わぬ醍醐の圧力で登校出来ないことや、学校に寄りつかなくなった典、仕事で指を切断した金子など、学友たちの生活も変っていった。旧正月のある日、口論のあげく順に殴られたあり子は家を飛び出した。父の形見の英語辞典一冊を持って、あり子はアメリカへ密航を企てたが失敗し、神戸の警察に引渡された。迎えに来た心配顔の順とあり子は、お互に非を詫び、固く抱きあった。東京に着いた二人に朗報が待っていた。里子も皆の団結で学校へ戻ることが叶い、典も真面目になって一緒に勉強することになったのだ。「定時制の試験を受けるんだ」と励まされるあり子の顔にも明るい表情が戻っていた。

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作品データ

製作年
1963年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1963年4月14日
上映時間
88分
製作会社
日活
ジャンル
青春


[c]キネマ旬報社