太陽が大好き:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
太陽が大好き
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太陽が大好き

1966年5月11日公開、95分
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森山啓の同名の小説を「俺は死なないぜ」の原源一が脚色、「川っ風野郎たち」の若杉光夫が監督した青春もの。撮影もコンビの井上莞。

ストーリー

竹山栄子の住む鉱山町は閉山以来さびれる一方だった。父久吉と兄多吉郎は失業し、栄子は夜学に通うかたわら、アルバイトをして生計を助けていた。また同じ長屋に住む松下宏は、組合の書記長多吉郎と共に、閉山反対運動に狂奔していた。だが二人の努力もむなしく、争議は仲間割れをひきおこして失敗した。そんな多吉郎をそっとなぐさめるのは。密かに多吉郡に想いをよせる、染色工場の工員さち子であった。一方宏の父勝太郎は、毎日酒やバクチに明け暮れ、とうとう不況にいたたまれず、町を捨てて出ていくことになった。だが宏にとって、恋する栄子を残して町を出ていくことは何にもましてつらいことだった。そんな時、宏は栄子から「明日を信じなければ、進歩も発展もないわ」と激励され、鉱夫という小さなカラにおさまっている自分の間違いに気付き、高校進字を決心した。それにはまず父親をときふせなければならない。宏は、勝太郎にサイコロを差し出し、自らの運命を賭けて勝負を挑んだ。勝負の目は宏の勝ちと出て、次の日から宏は仕事を探しに町中を歩き廻った。そしてさち子の世話で、染色工場の就職が決った。一方の多吉郎も久吉もさち子の必死の奔走で就職が決った。宏は栄子とのスイート・ホームを夢見て、せっせと貯金していた。が、ある日、そんな宏の貯金五万円が紛失してしまった。父・勝太郎がバクチに使いこんでしまったのだ。宏は怒りに燃えて勝太郎を探し求めた。しかし、やっとある賭場で勝太郎を探しあてたものの、用心棒の手で宏は、線路になげとばされてしまった。翌日の新間は、宏の轢死を報じた。勝太郎は宏の遺骨を抱いてはじめて自らの非を悟った。夕映えの土堤に宏の面影を追い求める栄子の姿がいつまでも、たたずんていた。

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作品データ

製作年
1966年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1966年5月11日
上映時間
95分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社