座頭市の歌が聞える:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
座頭市の歌が聞える
座頭市の歌が聞える
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座頭市の歌が聞える

1966年5月3日公開、82分、アクション/時代劇
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子母沢寛の原作を「若親分喧嘩状」の高岩肇が脚色、「新・兵隊やくざ」の田中徳三が監督した“座頭市”シリーズ第十三作目。撮影は「刺青(1966)」の宮川一夫。

ストーリー

座頭市は高崎で殺気を漂わせた浪人黒部玄八郎とすれ違った。市はその日、宿外れでやくざに襲われた為吉を救ったが、すでに深手を負っていて、市に財布を託すと言切れた。市は盲目の琵琶法師と道連れになった。一の宮は祭礼なのに門前の店はほとんど閉じていた。おかん婆さんの茶店に入った市は、おかんが為吉の母だと知った。市は為吉の息子太一に財布を渡した。町の人は板鼻権造一家の暴力に悩んでいた。権造一家は市にいやがらせをした。市はやむを得ず居合の妙技を見せた。太一はそんな市に憧れた。市は宿場女郎のお蝶にあんまを頼まれた。二人は心の触れあうのを感じた。弥平爺さんの上洲屋で、市は再び法師に会った。法師は太一がやくざに憧れるのは市のせいだと批判した。構造一家が押しかけてきた時、市は抵抗しなかった。だが、一家が上洲屋の娘お露をさらおうとするのに怒って居合で斬った。それを太一は見ていた。お蝶の亭主は黒部玄八郎だった。玄八郎はお蝶を身受けするため、権造に五十両で市を斬ると約束した。一家は上洲屋に乱入し、おかんを人質にした。市は仕込杖を捨てた。しかし、一家は弥平を斬り、市をも斬ろうとした。市は太一の助けで仕込杖を手に入れた。だが権造の作戦で八方から太鼓が乱打され、市は聴覚を封じられた。市は法師が、修業とは死ぬことだといった言葉を想い出した。市の心の眼は澄みきった。そして必死に斬りまくり、最後に玄八郎と対決した。一瞬の後、玄八郎は倒れた。市は権造が町の人から無理にとった金を取返し、お蝶の身受けの金も取った。そして隙をみて斬り込んだ権造を斬った。法師は太一に、本当に偉い人はやくざでないと教えた。市はお蝶の家に五十両を届けて去った。お蝶が市の後を追いかけようと外に出た。その時すでに、市は朝焼けの道に消えていた。

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作品データ

原題
The Blind Swordsman's Vengeance
製作年
1966年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1966年5月3日
上映時間
82分
製作会社
大映京都
ジャンル
アクション時代劇


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