魔性の女(1968):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
魔性の女(1968)
魔性の女(1968)
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魔性の女(1968)

1968年11月22日公開、83分
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「賭場の牝猫」の浅田健三が脚本を執筆し、「高原のお嬢さん」の柳瀬観が監督した風俗もの。撮影は「大巨獣ガッパ」の上田宗男が担当した。

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ストーリー

田舎娘涼子は、都会のチンピラたちに襲われたが、妖艶な姿体の持主の故に、悪徳高利貸の杉江に拾われ、今は妻の座におさまっていた。夫の杉江は、暴力団を使って、庶民から法外な金利をむさぼっていたが、恐喝汚職事件を起し、入獄していた。涼子は、そんな杉江が獄死することを望んでいた。そうなれば、労せずして莫大な遺産が転がり込んでくるのだからと。だが夫のいない生活は淋しかった。そして毎夜の如く銀座の高級クラブに出入りして、男を誘惑していた。そんなある日、涼子は、精惇な絵描き関根に出会った。涼子は早速、クラブへ誘いホテルヘ連れ込んだ。そこでマゾ的セックスの歓びを味わった涼子は、いつものようにその代償として金をおどし取ろうとした。だが、関根は動じなかった。それから数日後、杉江の汚職事件の重要参考人小川が殺された。その時涼子は、関根を杉江が雇っている殺し屋ではないかとの疑念を持った。関根を探索する涼子は、青山族の少年たちをベッドに誘惑し、その代償として関根探しを命令した。しかし、少年の一人が挙動不審で補導される始末だった。途方に暮れた涼子は、尋ね人の広告を新聞に載せた。その効あって関根は、姿を現わしたものの、杉江殺しの依頼には応じなかった。それから数日後、残るもう一人の証人糸矢の出版記念会が催された。関根の証人殺しを予想した涼子は、カメラを構えていて見事にその瞬間をとらえた。翌日の新聞は、杉江事件が証人を失ったことで、杉江は無罪になるだろうと報道した。涼子は、殺人現場の証拠写真をつきつけ、杉江を出所祝の日に殺すようおどした。やがて祝賀会が開かれた。だが、その席は日頃から憎しみをもっていた企業王たちによって混乱した。杉江は不敵な笑いを残して会場から逃れたが、そこには関根のナイフが待っていた。それから数日、杉江を刺殺した関根が、青山族の少年たちに殺された。涼子の計画は完全に成功したが、愛する男を失った彼女の心の痛手も大きかった。

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作品データ

製作年
1968年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1968年11月22日
上映時間
83分
製作会社
アカデミー・プロダクション


[c]キネマ旬報社