やくざ番外地:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
やくざ番外地
やくざ番外地
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やくざ番外地

1969年9月13日公開、86分
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「無頼・殺せ」の永原秀一と浅井達也が共同で脚本を書き、「燃える大陸」の西村昭五郎と安藤庄平が、監督、撮影を担当した現代任侠もの。

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ストーリー

野見組は、多摩市の高瀬組を翼下に入れようとしていた。高瀬組壊滅を一任された、野見組の大幹部・村木卓は、多摩市の愚連隊・血生会を手下に高瀬組をいため始めていた。高瀬組の代貸・塚田勝はかつて村木と兄弟の盃を交した仲だった。塚田の妻・静江の店で、村木は塚田と再会した。昔を懐かしみながらも、今や敵対する皮肉な運命を痛切に噛みしめた。その頃、村木は、妹の冴子が、不治の病に冒されていることを知って愕然となったが、高瀬組組長殺害の断を血生会に下した。高瀬は死際に代貸の塚田と堤を呼んで、近く出所する息子・信司の跡目相続を遺言した。その時、高瀬組の窮状を知った横浜の葛城組が、助力を申し入れてきたが、高瀬組は相手にしなかった。そんなある日、血生会の沢地に乱暴されそうになった冴子を出所した信司が助けた。数日後、信司の三代目襲名披露が行なわれた。その後、村木は高瀬組を訪れ、合併を迫ったが信司は敢然として拒否した。その時堤が村木に斬りつけたが、塚田が押えて、ことなきを得た。しかし堤は、村木の子分に刺され、高瀬組の子分たちは、殺気立った。それも知らず、信司は冴子とデートを重ねた。一方、血生会が賭場を開き、悪どく金をまき上げていることを知った塚田は、賭場に乗込み、イカサマを暴いた。しかし、事を知った信次が駆けつけた時は、塚田は捕えられていた。信司は決着に指を詰め、村木が間に入って、塚田は難を逃れた。総てを知った冴子は、村木を非難する一方、信司への愛が高まった。村木は、妹の恋人が敵の信司と知って愕然とした。冴子は高瀬組に身を寄せ、信司は、静江の店に冴子を匿った。村木は必死に妹の行方を探した。一方野見組では、生ぬるい村木のやり口に業を煮やし、幹部・北原を送り込んできた。しかし血生会は、高瀬のシマを横取りされると、あせって、単独で、高瀬組へ殴り込みをかけ、冴子をかばった静江が殺された。怒った信司は、単身沢地を斬り捨て、塚田は決着をつけようと北原を叩き斬ったが村木には勝てず、逆に殺された。遂に高瀬組は、葛城組の助っ人を得、野見組と喧嘩になろうとしたが、悪どい葛城と野見は裏で手を結び、信司を消そうと企てた。信司と冴子の殺された姿を見た村木は、怒りを爆発させ、葛城と野見に向かって、突き進んで行った。

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作品データ

製作年
1969年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1969年9月13日
上映時間
86分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社