栄冠涙あり(1952):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
栄冠涙あり(1952)
栄冠涙あり(1952)
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栄冠涙あり(1952)

1952年4月10日公開、84分
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三上訓利の製作で、北条誠の野球小説『涙の花形』(雑誌平凡掲載)から「母を慕いて」の池田忠雄と池田三郎が脚本を執筆「肉体の暴風雨」の佐藤武が監督、「決闘の河」の栗林実が撮影に当たっている。出演者は、「最後の顔役(1952)」の龍崎一郎、「母は嘆かず」の灰田勝彦、「水戸黄門漫遊記 伏魔殿の妖賊」の折原啓子の他、坪内美子、高田稔、飯田蝶子などに水原茂プロ野球の現役花形別所、川上をはじめ、藤本、中尾、千葉、宇野、平井、樋笠、南村、青田、楠などが出演している。

ストーリー

巨人軍の合宿では今日も朗らかで、また厳格な練習が行われている。天才的な投手といわれ、自分も自惚れていた谷村は最近数試合に登板させてもらえないことに不満を持っていた。殊に、巨人軍の十年選手として選手指導に当たっている捕手有川の育てたノンプロの第一人者若松がプロに転向、入団して来て、試合に出場するようになり、その冴えた投手振りに非常な人気を得てからは、若松が自分に代わる者でわないかという恐れで、次第に有川へその憤懣を以て行った。そして田島監督に、有川が監督をねらっていると注意して、かえってたしなめられる彼であった。殊に、谷村を投手陣にカムバックさせる議がおき、有川がその指導に当たることになってから、その厳格な指導ぶりを、谷村は又しても自分へのつら当てだと曲解するのだった。この感情のもつれが爆発したとき、水原主将の仲裁で、谷村も一切を水に流すと約束したが、過労のため田島監督が病床に臥して、その死にのぞんで、彼が心をこめて谷村に諄々と説いたスポーツマン・シップの真髄は、彼の心を美しく洗ったのだった。やがて、田島のあとを受けた有川監督の下に試合する巨人軍の選手たちの中に明るい若松の顔が見られるようになった。

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作品データ

製作年
1952年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1952年4月10日
上映時間
84分
製作会社
東映東京


[c]キネマ旬報社