おかあさん(1952):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
おかあさん(1952)
おかあさん(1952)
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おかあさん(1952)

1952年6月12日公開、98分
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製作は「暁の急襲」の永島一朗で、全国児童綴り方集「おかあさん」(講談社発行)から、「せきれいの曲」の水木洋子が脚本を書き、「お国と五平」の成瀬巳喜男が監督に当たっている。撮影は「海賊船」の鈴木博。主演は「安宅家の人々」の田中絹代、「黎明八月十五日」の岡田英次と香川京子で、三島雅夫、片山明彦、中北千枝子、加東大介などが助演している。

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ストーリー

戦災で焼け出された洗濯屋の福原一家は、父が工場の守衛、母は露店の飴売り、娘の年子はキャンディ売りに精を出したおかげで、やっと元のクリーニング屋を開くことができた。長男の進は母に会いたい一心から病気の身で療養所を逃げ出してきたために死んでしまったが、店は父の弟子であるシベリア帰りの木村のおじさんが手伝ってくれることになり、順調なスタートを切った。年子が近所のパン屋の息子信二郎と仲良しになった頃、病気で寝ていた父が死んだ。母は娘二人と引き揚げ者の甥哲夫を抱え、木村の手ほどきを受けながら女手一つで馴れない店を切り回すことになった。木村と母の間についてあらぬ噂が立っていることを信二郎から聞いた年子は、娘心に思い悩んだが、妹の久子を他家に嫁にやる話まで出るようになると、女の腕のかよわさをしみじみと悟らざるを得なかった。事実久子はもらわれていき、哲夫もやっと一人前の美容師になった母親の元に戻されることに決まって、一家は最後の楽しいピクニックに出かけた。やっと母も一人立ちできるようになり、木村は自分で店を出すために去っていった。母一人娘一人残った福原家では、新しい小僧も迎え、ようやく将来への安定した希望も湧いてきたのだったが--年子の心には、母は本当に幸せなのだろうか、とかすかな憂いが残って消えないのだった。

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作品データ

原題
Mother
製作年
1952年
製作国
日本
配給
新東宝
初公開日
1952年6月12日
上映時間
98分
製作会社
新東宝


[c]キネマ旬報社