石浜朗
三浦勇
製作は「お茶漬の味」の山本武。「ハト少年」として新聞に書かれた実話から「適齢三人娘」と中山隆三が脚色し、新人監督野村芳太郎がメガフォンをとっている。野村芳太郎は故野村芳亭の一粒種で、戦後復員して助監督として働いていたもの。撮影の赤松隆司も新人である。主演者は、「息子の青春」の石浜朗で、同じく小園蓉子、北龍二などのほか、「バクさんの艶聞」の有島一郎その他の助演者たちである。
ストーリー
三浦勇の通学する高校では伝書鳩を飼育する友人が数人いて、なかでも友田一郎の家には立派な鳩舎があった。勇は一郎の家へ遊びに行って一番の子鳩を貰って来た。勇は反対する父に、何もかも自分一人でやるからと約束して鳩を飼うことを許してもらった。その子鳩が、いつまでも馴れないので、ある日勇は一郎の家から大切な親鳩を借りて来たが、不幸それが猫に喰い殺されてしまった。責任を感じた勇は、二万円もする親鳩を弁償するため、自分が働いてお金をためようと思い、家出して、甲州の葡萄園へ働きに行った。勇の家出によって人々ははじめて彼をあまりに責めすぎたことに気がついた。数日後、勇の仲良しの綾子の許へ、一生懸命働いているとの勇からの便りがあって、人々は初めて愁眉をひらいた。そして温かい心で彼を迎えに出発した。
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 1952年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 松竹
- 初公開日
- 1952年10月11日
- 上映時間
- 44分
- 製作会社
- 松竹大船（シスター）
[c]キネマ旬報社
こちらもおすすめ
PR
なぜ“傑作”と呼ばれるのか？石原さとみ怪演作「ミッシング」の核心に迫る
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
「東京ロケーションボックス」が話題作のロケ撮影を支援！驚きの撮影秘話から魅力に迫る
PR
日本×台湾が舞台のラブストーリー。レビューやインタビュー、台湾現地からの情報も満載！
PR
映画ファンにこそ知ってほしい「スターチャンネルEX」の魅力に迫るコラムやインタビューを掲載
PR
乃木坂46 1期生・高山一実がアイドルを目指す少女の10年間を描いた『トラぺジウム』を徹底解剖！
PR
映画ファンにこそ観てほしい！”異色"ヒーローアニメの魅力をたっぷりお届け
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
