夕焼け富士:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
夕焼け富士
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夕焼け富士

1952年11月20日公開、88分
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大佛次郎の時代小説より「大あばれ孫悟空」の八尋不二が脚本を執筆、「今日は会社の月給日」の中川信夫が演出を担当している。撮影は「鞍馬天狗 一騎討ち」の河崎喜久三。出演者の主なるものは「鞍馬天狗 一騎討ち」の嵐寛寿郎、「涙の恋千鳥」の月丘千秋、「清水の次郎長伝」の田崎潤のほか花井蘭子、伊藤雄之助、柳家金語楼などである。

ストーリー

無実の罪を被せられ三宅島に流されていた水谷縫之助は、或夜闇に紛れて脱島した。この報を聞いた馬場東慶、その伜重四郎、稲田彌五衞門、塚越重蔵等は悪事の露顕と復讐を恐れて愕然顔色を失った。果せる哉先づ彌吾衞門が襲われたが娘美穂の出現でひとまず縫之助は手を引いた。しかし美穂の脳裡にはその夜の武士の眼が灼きつき、それから彼女の懊悩が始まった。旧悪露見を恐れた馬場一味は、公儀の役目を負っている美穂の兄友之丞を利用することを企み、彌吾衞門を殺害した。父の死が縫之助の仕業と思いこんだ美穂は、彼の裏切りを怒り、折から申しこまれてあった重四郎との結婚を、友之丞の反対にも拘わらず承諾した。一方縫之助の復讐は着々と功を奏し、次から次へと目指す相手を倒していった。だが東慶一味も悪事露見を恐れて容赦なく同志の生命を奪って行った。かくて一味の真相を縫之助から報らされた美穂は愕然とした。信ずる夫重四郎が父の仇であったとは。護持院ヶ原での縫之助、重四郎の死闘によって夫の敗北を見届けた美穂は、最后のとどめをさして父の仇を討つと自らも自害して果てた。折から駈けつけた友之丞一行に捕縛された東慶一味。無実が晴れて喜ぶ縫之助母子。遥か彼方には富士があかい夕燒けに染まっていた。

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作品データ

製作年
1952年
製作国
日本
配給
新東宝
初公開日
1952年11月20日
上映時間
88分
製作会社
新東宝


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