続々十代の性典:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
続々十代の性典
続々十代の性典
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続々十代の性典

1953年9月22日公開、86分
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「続十代の性典」の須崎勝弥の脚本により「新江の島悲歌」の小石栄一、姫田真佐久、飯田三郎がそれぞれ監督、撮影、音楽に当っている。若尾文子、南田洋子、小田切みき、入江洋佑、根上淳は「続十代の性典」の顔ぶれ、他に「あにいもうと(1953)」の船越英二、「丹下左膳(1953)」の沢村晶子、民芸の宇野重吉などが出演している。

ストーリー

高校三年の麻布節子は登校の途中よく出あう大学生新井慎吾から、両親を通じて婚約を申込まれる。が、彼女はこれを人間性無視の“処女予約”として頭からうけつけない。新井が送ってきた母校青年部主催のジャズ演奏会の切符も、親友の田所圭子とジャズ狂のクラスメート西脇昌枝にやってしまうしまつ。圭子はダンサーの姉克子と貧乏二人ぐらしだが、学校ではしごく明るい生徒である。夏休み--圭子、節子、昌枝、徹たちは、とある湖畔のキャンプに出かけた。たまたま彼らのキャンプ地には慎吾とその親友ジャズ部のトランペット手佐山も来合せ、昌枝などは佐山にのぼせ上って大さわぎ。節子はじぶんを慕う慎吾の存在が小うるさいだけである。しかし夜の湖上にボートを浮べた彼女は、時ならぬ浸水事故で水中になげだされ、危く溺死しかかった。それを救ったのは慎吾だが、岸に抱えあげた意識不明の彼女をみると、急に愛する者のせつなさがこみ上げてきて、節子の唇をはげしく奪う。が、佐山の足音にはっと身をかくす。意識をとりもどした彼女の前にいたのは佐山だった。彼女の錯覚をいいことに佐山は恰かも当の命の恩人のごとく振舞い、写真の撮影にことよせて林中に誘いだしたあげく、これを犯す。--やがて暴風警報とともにバンガローやテントを引上げてホテルに集まった中に、節子の姿がみえず、大騒ぎになった。慎吾は波掻ぐ湖上にモーターボートを駆り、ようやく漂うボートの中に死を待つかのような彼女の姿をみつける。二三のやりとりから事の真相を知った慎吾は、節子をその仲間に引渡しざま、佐山を撲ちすえた。しかしはげしい悔恨にかられて豪雨の一夜を彷徨した佐山と、こそこそと接吻を偸んだことへの自己嫌悪にかられくるしむ慎吾は翌朝和解した。一方、はげしいショックに発熱し、狂的に人をさける節子に手をつかねた高校生たちは、東京から学校の尾崎先生と圭子の姉克子をむかえる。二人の説得で節子もようやく成心をとりもどした。

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作品データ

製作年
1953年
製作国
日本
初公開日
1953年9月22日
上映時間
86分
製作会社
大映東京


[c]キネマ旬報社