純情社員:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
純情社員
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純情社員

1953年12月1日公開、91分
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「お母さんの結婚」につづく斎藤達雄第三回監督作品。源氏鶏太の原作を「サラリーマンの歌」の長谷川公之、これに並木透が共同脚色した。「一等女房と三等亭主」の松井八郎が音楽を担当している。「一等女房と三等亭主」の小林桂樹、「愛人」の沢村貞子、「太平洋の鷲」の伊豆肇、柳永二郎、「誘蛾燈」の杉葉子、井上大助、などの他、「お母さんの結婚」の際同様、斎藤監督姪の小林すみ子が出演する。

ストーリー

林君の勤める東京電器の久原社長はアメリカ視察から帰ると、社内でレディス・ファーストを唱え、総ては女性第一としたので取つぎもお茶汲みも男性の仕事となり、大恐慌を来した。そこへ杉野京子が林の隣席へ転任して来たが、彼女は女らしく優しいので林は大喜びだった。彼は国の母に毎月送金をするので、昼の食事も粗末な手弁当である。所が京子も弁当を持って来て、おかずを彼に毎日わけてくれる。二人はすっかり仲良くなったが、女性社員の間から京子さんの林君に対する態度は、折角向上した女性の地位を下落させるものだと反対が起った。こうして進行中の二人の恋愛は行きづまってしまった。この頃久原社長は前社長のお妾おきぬが路傍の靴みがきをしているのを発見し庶務課長井本と計って彼女を世話してやろうとするが、彼女は男性の玩弄物となる事をキッパリと拒否し、社長の女性尊重がいい加減なものである事を笑った。井本はバアのマダム柳子と遠出の約束をしたが、妻が急病でそれどころではなく、却って妻の有難さを知った。こうして女尊男卑の社風は、一挙にして改まり、男女同権こそ大切であるという事になり、林君と京子さんの仲も再び近づいた。

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作品データ

製作年
1953年
製作国
日本
配給
新東宝
初公開日
1953年12月1日
上映時間
91分
製作会社
南旺


[c]キネマ旬報社