鯉名の銀平(1954):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
鯉名の銀平(1954)
鯉名の銀平(1954)
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鯉名の銀平(1954)

1954年1月15日公開、102分、時代劇
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「すっ飛び千両旅」の野坂和馬が製作する股物もの。長谷川伸の原作を「黒帯嵐」の八尋不二が脚色し、「銭形平次捕物控 金色の狼」の森一生が監督に当った。撮影は「若さま侍捕物帳 恐怖の折り鶴」の平野好美、音楽は「銭形平次捕物控 金色の狼」の西梧郎の担当。主な出演者は「誘蛾燈」の大谷友右衛門、「女の一生(1953)」の乙羽信子、「次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家」の田崎潤などである。

ストーリー

伊豆の下田から志州鳥羽行の舟に乗りおくれた鯉名の銀平と爪木の卯之吉は、五兵衛の娘お市の美しさに心を奪われた。五兵衛は今こそ堅気だが、かつて恩を受けた親分大鍋の島太郎が落目になり、帆立一家が彼の縄張りを奪うため不法な殴込みをかけようとしているのを知り、助っ人に飛び出そうとしている所だった。そこへ帆立一家から掛合いに来た三人と争い、五兵衛は散々に痛められた。見かねた銀平は、忽ち三人をたたき伏せた。お市の美しさに、卯之吉は化病を使って出発を伸ばす。然しお市は口にこそ出さね、銀平を心底から慕っていた。癪にさわった卯之吉は五兵衛と一緒に大鍋の賭場に乗込んだが、元も子も無くした挙句、喧嘩の助っ人になる条件で十両の借金をした。而も銀平も一緒にという約束であった。港町に祭提灯が輝く夜、帆立一家の殴りこみが来た。お市の手を振切って銀平が駈けつけると、卯之吉の姿は見えず、皆が臆病者と彼を罵っていた。銀平は彼を連れに駈け戻ると、折しも卯之吉に貞操を奪われたお市は、こうなるからはやくざの足を洗って堅気の夫婦になってくれと泣いて居る所だった。銀平は喧嘩の手柄を卯之吉に譲って姿を消してから三年、お市恋しさに下田へ来た。大鍋は死に、堅気の卯之吉夫婦は帆立に脅かされて下田から立去る一歩前だった。お市が今も心の奥深く銀平を恋している事を知ると、夫婦の幸せを守るため、銀平は帆立の丑松を斬って一人淋しく下田を後にした。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
配給
新東宝
初公開日
1954年1月15日
上映時間
102分
製作会社
新東宝=創元プロ
ジャンル
時代劇


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