奇跡の処女(1931):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
奇跡の処女(1931)
奇跡の処女(1931)
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奇跡の処女(1931)

1931年公開
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「希望の星」「夜の看護婦」と同じくバーバラ・スタンウィックが主演する映画で、「結婚双紙」の脚色者ジョン・ミーハンとロバート・リスキンの合作の舞台劇を、「希望の星」のジョー・スワーリングが潤色し、「希望の星」「大飛行船」のフランク・キャプラが監督に当たった。主役を助けて、「男子入用」「キスメット(1930)」のデイヴィッド・マナース、「ハリウッドは大騒ぎ」のサム・ハーディ、「女性に捧ぐ」のベリル・マーサー、「死の拳銃狩」のラッセル・ホプトンが共演する。カメラは「海底二千尺」「大飛行船」のジョセフ・ウォーカーである。

ストーリー

フロレンス・ファロンは父のフォロン牧師が長年教会のために働いたのに、教会は老齢の故を以てフォロン牧師を退職させ、そのために失望していたことを憤り教会に行って教会の世話役たちを罵倒した。その場に居合わせたホーンススピーという山師はフロレンスの弁舌に感心し彼女を使って一儲けしようと企んだ。父に別れ教会を逐はれて困っているフロレンスはホーンスピーのインチキ救世軍のスター説教師となって田舎町へ赴いた。彼女の説教をラジオで聞いていた若い盲目の音楽家ジョン・カーソンは大戦中飛行家として活躍したが失明したので自殺しようとしていた。ところがフロレンスの自殺者は卑怯者であるという説教に心を動かされ自殺を思い止まった。そして好奇心をもったジョンはフロレンスの説教を聞きに行った。彼女はいつもの通り改宗者を説教壇に呼んで告白させようとした。彼女の説教壇というのはライオン檻の中に設けてあったが、盲目のジョンは平気で檻に入って会衆を驚かした。その夜フロレンスは彼女を主賓とする宴会に出席せんがために出掛けようとしてジョンと会い、彼をその家に送ってやった。かくてフロレンスはジョンに興味を抱くようになった。そしてそれが恋にまで発展したのは言うまでもない。フロレンスには何時かホーンスピーも惚れていたのだ。ホーンスピーは彼女がジョンと親しむのを嫉んだ。彼女はホーンスピーのインチキが次第に堪え難くなった。ホーンスピーは金主のウェルフォードとも喧嘩したが、ウェルフォードは翌日死んでいた。そしてホーンスピーはフロレンスを欧州へやろうとした。ウェルフォードがホーレンスピーの手下の者に殺されたことを察知した彼女はそれに反対した。説教の夜彼女はインチキを会衆に告白した。ホーンスピーはスイッチを切って場内を暗黒にしようとして誤って高圧線に燭れて死んだ。同時に火事になって場内は修羅場となった。彼女が会衆を救おうとして倒れたのを、頭部を打撲して明を回復したジョンが救った。

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作品データ

原題
The Miracle Woman
製作年
1931年
製作国
アメリカ
初公開日
1931年
製作会社
コロンビア


[c]キネマ旬報社